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槍とカチューシャ  作者: カーネーション


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第68話『ガレーナからの手紙』

 半年の間に何回もお手紙をいただいているのに、返信できなくてごめんなさい。団長さん、お元気ですか? また眉間にしわを寄せて難しい顔をしているんじゃないんですか? 


 ただでさえ恐い顔をしているのに、ますます人が寄りつかなくなってしまいますよ。髭もちゃんと剃ってくださいね。あれ、あるとないとじゃ、大分印象が違いますから。


 さて、ガレーナでメイドをはじめてから半年が経ちました。こちらはすっかり春です。ガレーナ蜂が花畑にたくさん飛び交ってます。


 はじめは刺されるんじゃないかと恐かったんですけどね。ガレーナ蜂がいないと花が綺麗に咲かないという話を聞いてからは、可愛いかもしれないと思えるようになりました。こちらの人もガレーナ蜂を大事に扱っているんです。


 というわけで、夏希や団長さんは淋しくて大泣きしているでしょうけど、わたしは平気です。まだまだしたっぱで淋しがる暇もないくらい忙しくしてます。だから、意外と淋しくないので、心配しないでください。


 追伸。あっそうそう、先日もらったお菓子。ガレーナ蜂からとったはちみつで食べたら、とっても美味しかったのでそちらにもはちみつを送ります。美味しすぎて、きっと、びっくりしますよ。ぜひ、ジルさんや夏希にもおすそ分けしてくださいね。


 それじゃあ、もし会えたらまたいつかお茶しましょう。今度はわたしが煎れたお茶を飲んでみてください。


 マキ


――――――


 お前からの蜂蜜、しかと受け取った。ありがたく頂戴する。不本意だが、お前の願い通り、ジルにも蜂蜜を分け与えた。えらく喜んでいたようだ。これで菓子を作って、お前に送りたいとのたまっていた。


 こちらは皆、元気だ。夏希は後輩ができて忙しくしているし、ジルも偉そうなのは変わらない。俺は特に変わりなく、過ごしている。


 今のところは休暇をとる余裕がないのだが、いずれはお前に会いに行こうと思う。


 ぜひともその時は、お前のいれてくれた茶を飲みたい。ふたりきりで、な。楽しみにしている。


 ジェラール・フェブルア

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