一話:事件勃発?
小説書くのなんて初めてで、読みづらい部分もありましょうが、頑張りたいと思ってますので指摘等よろしくです!!(`・ω・´)
今年はあまり雨も降らなかった6月も終わり
僕、桜井 準≪さくらい じゅん≫は7月を向かえていた…
ジリリリリリリ!!!
…
……
………(カチッ)
朝7時 やたらとうるさい目覚まし時計を止める。
起きられなくても 起こす人はいない。
僕は12歳の時から 一人暮らしをしている。
母さんは僕が物心つく前に 天国に行ってしまったらしい。
今も理由は知らない。
親父は…生活出来るだけのお金は送ってくれているが ほとんど会う事は無い。
何の仕事か知らないけど 忙しいらしい。
自分の部屋を出て(と言っても一人暮らしだが)一階に降りる。
一人暮らしのせいで料理はそこそこ上手くなったけど 朝から作る時間も無いので トーストと目玉焼きですませる。
冷たい水で顔を洗って 歯を磨いて 制服に着替えて準備完了。
時刻は7時20分
「…まだ余裕かな」
学校へは40分に家を出れば じゅうぶん間に合う。
「テレビでも見るか」
この時間はニュースしかやっていない。
しかし決まった番組を見るほどニュースが好きでも無いので 適当にチャンネルを変える。
…ポチッ…ポチッ…
(○○県△△市で…)
「ん?」
僕の家のすぐ近くだ…
そのニュースを見ようとしたその時。
ピンポーン
「タイミング悪いな…」
テレビを消した後 いつもの訪問者には聞こえぬ独り言を呟き 玄関に行く。
「準!おっはよぉ!♪」
朝からハイテンションで挨拶するこの娘は、家田 まや≪いえだ まや≫
まや はそのまま平仮名で“まや”だ。
ま、俗に言う幼馴染みってやつ。
身長は160ぐらいで 僕よりちょっと低いぐらい。
髪は少し茶色が入った黒 そしてポニーテール 本人曰く地毛らしい。
さっき一人暮らしと言ったけど“まや”や おじさん おばさんが良くしてくれたから 寂しくは無かった。
まやは何故かいつも迎えに来てくれる。
誤解されたりするのは気にならないのだろうか?…まぁ こんな僕と…って虚しくなるからやめよ…
「ねぇ?準?」
「ん?」
いきなり何だろう?
「さっきニュースでやってたんだけど、何か爆発起こして逃げてる人がいるらしいよ!怖いねぇ♪」
「このへんで逃げてるんだよね?何だ、見てたのか。」
どうやら僕より早起きなまやは ニュースの全貌を把握しているらしい。
それよりどこか楽しそうなのは 気のせいだろうか?
そのニュースについて雑談している間に 学校に着く。
ここ、公立立橋高等学校≪こうりつたてはしこうとうがっこう≫は 女子バレー部が強く まやもその一員だ。
勉強のレベルは…まぁ公立だからね。
キーンコーンカーンコーン
(ホームルームの合図)
この日が…僕の人生最大の冒険の始まりになるなんて 思ってもみなかった…