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序章

序章


2008年5月15日 東京湾浦賀水道


やや厚い曇り空のもと、比較的穏やかな海原を数隻の軍艦が白い航跡を引いて沖合へと向かって航行していた。

しかし、多少軍事の知識があるものか見れば、その『艦隊』の不自然さに気がつくだろう。

なぜなら、アメリカ海軍航空母艦〔キティ・ホーク〕の前後を航行しているのは、まぎれもなく『海上自衛隊』の護衛艦なのだから…。

では、なぜこのような『日米混成艦隊 』が出来上がったのか?


ことの『発端』は、2009年に退役となる〔キティ・ホーク〕をアメリカ西海岸にあるサンディエゴ軍港へ回航する準備をしている最中に起きた。

なんと、〔キティ・ホーク〕以外のアメリカ艦全てが原因不明の期間不調を起こし、航行不能に陥ってしまったのだ。

初めの頃は、侵入したテロリストや某国の工作員の仕業だとか、果ては〔キティ・ホーク〕の別れを惜しんで艦艇たちがストライキを起こした、といった流言飛語がでたが、最終的にはどうやって〔キティ・ホーク〕の護衛を確保するのか、という方向にまとまって行った。

平時なら、単艦でも太平洋を渡らせることができるが、現在の太平洋には某国の潜水艦が潜み、事故に見せかけて撃沈しようとする事件か発生していた。

しかも、〔キティ・ホーク〕の艦載機はすべて厚木基地に陸揚げされる予定で無論対潜哨戒機も下ろされる。

そのため、どうしても護衛艦が必要だった。

そんなときに入ったのが、「海上自衛隊の航海演習」の情報だった。



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