図書室の秘密の窓と心のひと休み♡
午後の図書室は、いつもの静けさに包まれていた。日差しが大きな窓から差し込み、埃まじりの光が床にやわらかく広がる。私は腐敗した体を抱えながら、本棚の間をゆっくり歩く。歩くたびにわずかに軋む関節の音がするけれど、それもまた自分らしいリズムだと、少し笑ってしまう。
「おや、またそこにいたの?」
友達が声をかける。私は小さく笑い、「ちょっとお気に入りの場所を見つけたの」と答える。窓辺には、秘密の小さな読書スペースがあり、そこに腰を下ろすと、外の光と静けさが心を優しく包んでくれる。腐敗体でも、こうしてゆったり過ごせる時間は宝物だ。
ふと窓の外を見ると、校庭の木々が風に揺れている。その影が窓ガラスに映り、まるで私の体の影と一緒に揺れているみたいで、少し不思議な気持ちになる。腐敗した体は変わらずゾンビの証だけど、光と影の中で、私は自然と心を落ち着けることができるのだ。
本を手に取り、ページをめくる。文字の間に広がる物語の世界に心を寄せながらも、ふと手元の自分の手を見る。わずかに青白く、硬く、冷たい——それでも、その手で本を持ち、友達と同じ世界を共有できることに、胸の奥で小さな誇らしさを感じる。
友達が窓辺に座り、そっと声をかける。「腐っていても、こうして一緒に読書できるのって、いいね」
私は頷き、少し照れながらも笑顔を返す。腐敗体のぎこちなさは依然としてあるけれど、友情と穏やかな時間がそれを包み込み、心にゆるやかな安心を届けてくれる。
静かな図書室で、私はページをめくる手を止め、窓の外の景色を眺める。落ち葉が風に舞い、太陽の光に照らされて輝くその様子が、まるで小さな祝福のように感じられた。腐敗した体である自分も、この世界の一部として息づいている——そんなことを思うと、胸の奥がじんわり温かくなる。
「腐っていても、私はこの時間を楽しめるんだ」
小さくつぶやき、胸に手を当てる。笑いも、胸キュンも、少しの切なさも——そのすべてが、図書室の秘密の窓辺に溶け込み、ゾンビお嬢様のチルで穏やかな日常に、新しい光を灯すのだった。




