朝の校庭でのんびりとひととき
朝の校庭は、まだ人影もまばらで、柔らかな日差しが芝生や花々を優しく照らしていた。風がそよぎ、木々の葉がかすかに揺れる音が耳に届く。腐敗した体を抱える私にとって、この静かな時間は特別なひとときだった。
「おはよう、今日もいい天気だね」
隣に立つ栗色の髪の友達が微笑む。その声に、私は小さく笑い返す。ぎこちない体で歩く私を、彼女はそっと気遣いながら一緒に芝生を歩いてくれる。友情の温かさが、胸の奥をじんわり満たす。
校庭の隅には小さなベンチがあり、私たちはそこに腰を下ろす。手に持ったお茶の香りと、柔らかい朝の光が、心をほっと落ち着かせる。腐敗体の不安やぎこちなさも、この穏やかな時間の中では、まるで遠くに消えていくかのようだ。
鳥たちのさえずりを聞きながら、友達と何気ない会話を交わす。「昨日の授業、ちょっと恥ずかしかったよね」「でも、みんな優しかったから助かった」
小さな笑い声が校庭に溶け込む。腐敗した体の私でも、こんなふうに自然に笑える瞬間がある——それだけで心が温かくなる。
ふと、校庭の花壇に目をやる。小さな花々が風に揺れ、陽光に照らされてきらきらと輝いている。腐敗体の自分でも、この世界の美しさを感じることができる——そんな当たり前のことに、胸がじんわり熱くなる。
友達がそっと手を伸ばし、花の一輪を摘んでくれる。「これ、君に似合いそう」
私は少し照れながら受け取り、頬を赤らめる。ぎこちなさもあるけれど、胸の奥には小さな幸せと胸キュンが広がる。腐敗体の私にとって、この穏やかな瞬間は、日常の中での小さな宝物だ。
しばらく二人で静かに座り、朝の光と風を感じる。誰も急かさず、誰も騒がず、ただ互いの存在を感じるだけ——それだけで心は満たされる。腐敗体のぎこちなさも、友情と安心感に包まれて、少しずつ和らいでいく。
「腐っていても、こうして穏やかな朝を過ごせるんだ」
小さくつぶやき、私は胸に手を当てる。笑いも胸キュンも少しの切なさも——そのすべてが、チルめな朝の校庭に溶け込み、ゾンビお嬢様の学園生活に新しい穏やかな光を灯すのだった。




