秘密の夜の庭園と心の成長
学園祭の喧騒が少し落ち着いた夜、私は友達と一緒に秘密の庭園へ向かった。蔦に覆われた小さな扉を開くと、夜風に揺れる花々と、月明かりに照らされた小径が迎えてくれる。腐敗した体を抱えながら歩く私にとって、この静けさはまるで魔法のようだった。
「やっぱり、ここは落ち着くね」
友達がそっと囁く。私は頷き、深呼吸する。胸の奥にじんわり広がる温かさ——友情と安心感が心を満たす。腐敗体のぎこちなさや不安も、この庭園では少しだけ忘れられる。
花の香りに包まれながら歩くと、今日一日の出来事が思い返される。授業のハプニング、クラブ活動での挑戦、学園祭での初恋の予感——すべてが、私の心に少しずつ自信と勇気を育ててくれたことに気づく。腐敗体での不器用さも、友情や絆によって輝きに変わるのだと実感する。
ふと、友達が手を握ってくる。「一緒にいると、安心するよ」
その言葉に胸がぎゅっとなる。腐敗した体で孤独を感じることもあったけれど、こうして支えてくれる存在がある——それだけで心は満たされ、強くなれる。私は小さく微笑み、手を握り返す。
庭園の奥には、小さな池があった。月明かりに反射する水面が、まるで星空のようにきらめいている。私はそっと手を伸ばし、水面に触れる。冷たく澄んだ感触が、心まで染み渡るように感じられる。腐敗体でも、こうして自然や友情と触れ合う瞬間は、私に生きる喜びを思い出させてくれる。
「腐っていても、私はここで輝けるんだ」
小さくつぶやき、胸に手を当てる。笑いあり、胸キュンあり、少しの切なさもある——そんな庭園でのひとときは、ゾンビお嬢様の学園生活に、新しい光を与えてくれた。
友達と肩を並べ、月明かりの下で静かに歩く。笑い声はなくても、心の中で互いを感じる温かさ——それが、私の心を少しずつ強くしてくれる。腐敗体での不安も、友情と絆の力で乗り越えられる——そんな確かな手応えを感じながら、私は未来を少しだけ楽しみに思うのだった。
夜風に揺れる花々、月に照らされた水面、そして友情の温もり——そのすべてが、胸の奥で小さな希望の灯をともす。腐っていても、ゾンビお嬢様として、私は学園で生きていける——そんな心の成長を感じた、夜の秘密の庭園だった。




