表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
#ゾンビお嬢様はじめました  作者: 櫻木サヱ
ゾンビお嬢様、友情と試練の学園生活

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/30

学園祭準備でドキドキ体験♡

学園祭の準備が始まり、校内はいつも以上に賑やかになっていた。教室や廊下には色とりどりの飾り付けが施され、生徒たちは楽しそうに作業を進めている。私も友達と一緒に、クラスのブースの準備を手伝うことになった。腐敗した体での作業は少し大変だけれど、胸の奥はワクワクでいっぱいだ。


「これ、どうやって飾ろうか?」

栗色の髪の友達が笑顔で尋ねる。私は少し考え、色とりどりのリボンを丁寧に並べながら、「ここに置いたらきっと目立つよ」と提案する。友達が頷き、二人で協力して飾り付けを進めるうちに、自然と笑い声がこぼれる。腐敗した体のぎこちなさも、友情の温かさで和らいでいく。


準備の途中、ふと教室の隅で男子が困った顔をしているのを見つける。彼は大きなポスターを掲示しようとして、脚立に手を伸ばしていた。私は少し不安になりつつも、友達と一緒に「手伝うよ!」と声をかける。腐敗した体でも、二人の手で支えれば安全だ。


「ありがとう、助かったよ!」

男子が笑顔でお礼を言う。胸の奥がじんわり温かくなる。腐敗体の私が誰かの役に立てる瞬間は、思った以上に嬉しい。友情や協力、少しの勇気があれば、ぎこちなさも乗り越えられるのだと実感する。


作業を続けているうちに、ちょっとしたトラブルも起きる。リボンの束が床に散らばり、私が踏みそうになる瞬間もあった。思わず手を伸ばして押さえると、友達が「大丈夫?」と心配そうに見守ってくれる。その視線に、胸がぎゅっと熱くなる。腐敗体でも、ここには安心できる場所がある——そう感じられた。


準備が一段落すると、教室の中はカラフルで華やかな空間に変わっていた。笑い声や談笑の声、時折響く歓声——すべてが、胸をワクワクさせる音楽のようだ。私は友達と目を合わせ、自然と笑顔がこぼれる。腐敗体での不安も、楽しさの中で少しずつ溶けていく。


「学園祭、楽しみだね!」

友達が小さく叫ぶと、私も胸いっぱいに笑顔を返す。笑いあり、胸キュンあり、少しの切なさもある——そんな準備のひとときが、ゾンビお嬢様の学園生活に新しい色を添えた。腐っていても、友情と勇気で輝ける——そのことを胸に刻み、私は誇らしげに作業を続けるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ