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#ゾンビお嬢様はじめました  作者: 櫻木サヱ
ゾンビお嬢様、友情と試練の学園生活

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18/30

クラブ活動での試練と絆

放課後、私は少し緊張しながら学園のクラブ棟に足を踏み入れる。今日からクラブ活動に参加することになったのだ。お嬢様としての優雅さと、腐敗した体のギャップ——その両方をうまく見せなければならないと、胸がざわつく。


「頑張ろうね!」

隣の友達が笑顔で声をかけてくれる。その瞬間、ぎこちない心も少し落ち着く。腐敗していても、友情があれば乗り越えられる——そう信じられる力が、胸の奥に湧き上がる。


クラブは演劇部だった。今日は簡単な自己紹介と、ペアでの演技練習が課題だ。私のパートナーは、クラスでは少し怖い印象の男子だった。しかし、いざ演技が始まると、彼も真剣に取り組み、私のぎこちなさに優しくフォローしてくれる。


「大丈夫、声はもっとゆっくりで」

彼の助言で、私は深呼吸し、言葉を慎重に選びながらセリフを言う。腐敗した体の関節はまだぎこちないけれど、呼吸と心の集中で、少しずつ滑らかに動く。友達の応援と、ペアの協力——それが私の背中を押してくれた。


しかし、練習の途中で小さなハプニングが起きる。私の手が舞台小道具にぶつかり、花瓶が倒れてしまったのだ。クラスメイトたちは驚きの声をあげ、私は一瞬固まる。腐敗体の自分が、また迷惑をかけてしまった……胸がチクッと痛む。


でも、その男子が笑顔で手を差し伸べてくれた。「大丈夫、失敗は誰にでもあるよ。一緒に片付けよう」

その瞬間、心がじんわり温かくなる。腐敗した体の不器用さを、友情と絆が包み込んでくれる。私は深呼吸し、花瓶を元に戻す。笑い声と励ましの拍手が飛び交う中、胸の奥がほっと温かくなる。


クラブ活動の最後には、簡単な発表もあった。ぎこちなさはまだあるけれど、友達やペアの男子と一緒に笑顔で立つと、自然と自信が湧いてくる。腐敗体でも、仲間がいれば輝ける——そのことを確かに感じる瞬間だった。


帰り道、友達と肩を並べながら歩く。笑いあり、胸キュンあり、少しの切なさもある——そんなクラブ活動の経験が、ゾンビお嬢様の学園生活に新たな彩りを添える。腐っていても、友情と努力で成長できるんだ——心の中でそっとつぶやき、私は少し誇らしげに笑った。

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