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#ゾンビお嬢様はじめました  作者: 櫻木サヱ
ゾンビお嬢様、友情と試練の学園生活

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16/30

授業でのハプニング☆と友情♡

朝の教室に入ると、いつもより少し緊張した空気が漂っていた。今日の授業は特別実習——お嬢様としての立ち振る舞いだけでなく、グループで協力しての実技もあるらしい。腐敗した体で、果たして上手くできるだろうか……胸がドキドキと高鳴る。


「大丈夫、私たちがいるから」

隣の友達が優しく微笑む。その一言で、少しだけ心が落ち着く。腐敗していても、友達と一緒なら何とかなる——そう思える瞬間だった。


授業が始まると、最初の課題は「正しいお辞儀の角度と歩き方」。私が前に立つと、足が少しもつれ、ドレスの裾が床に引っかかる。クラスメイトたちの視線が集中する中、心臓がぎゅっと締め付けられる。


「う、うまく……できないかも」

小さくつぶやくと、友達がさっと手を握ってくれた。「一緒にやろう、私がサポートするから」


その瞬間、胸の奥がじんわり温かくなる。腐敗した体とお嬢様らしい振る舞いのギャップに、戸惑いと恥ずかしさはあるけれど、友情がそれを乗り越えさせてくれる。友達の励ましに支えられ、私は何度もお辞儀を繰り返す。


次の課題はグループでのマナー演習。私は緊張で手が震えるが、友達が隣で微笑んでいるだけで少し安心する。グループのメンバーも温かく見守ってくれ、笑い声と拍手の中で、ぎこちないけれど確かに形になっていく。


途中でちょっとしたハプニングも起きた。私の手が机の角にぶつかり、紙が飛び散ってしまう。でも、友達がサッと拾ってくれて「大丈夫だよ!」と笑顔で言ってくれる。腐敗した体だからこそ起こる不器用な失敗も、友情で包まれると、逆に愛おしく感じられる瞬間だった。


授業が終わる頃には、クラスメイトとの距離もぐっと近くなった気がする。笑いあり、胸キュンあり、少しの切なさもある——そんな時間が、腐敗体の私を少しずつ自信に変えてくれる。


帰り際、友達が小さく囁く。「今日も頑張ったね」

私は微笑みを返し、胸の奥にぽっと温かい光を感じる。腐っていても、私はここで友達と一緒に輝ける——そんな確かな手応えがあった。


「腐っていても、私は学園で生きていける」

小さくつぶやき、私は少し誇らしげに教室を後にする。笑いと友情、胸キュンと少しの切なさ——それが、ゾンビお嬢様の学園生活を彩る一日だった。


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