赤ちゃん学校編その1
ここは天界。
赤ちゃんになる為にはどうすればいいか。
良い親の選び方。
人間として生きる為に必要な最低限の知識を学ぶ場所だ。
四大天使でも例外はない。
むしろ逆だ。
力が凄い天使ほど学ばなければ人間界に降りた時に
問題を起こしたり力を使ってしまい
天使の存在がバレるからだ。
神様から人間界に降りて世を正す使命をもらった俺は
ここで赤ちゃんになる為の方法やなった後に力を
封印する方法を学びにきた。
ここには既に四大天使の1人誰よりも優しいラファエルが来ている。
同じ使命を神様からもらったそうだ。
ラファエル
よぉバラキエルじゃないか!お前までここに来たのか?
バラキエル
俺も同じ使命を神様から言われてな。
ラファエル
そうか!それは頼もしいな。
バラキエルも人間界に行くなら俺も心強いよ。
バラキエル
それはこっちのセリフだ。
それでは皆さん赤ちゃんになった後してはいけない事などの授業を始めますよ。
授業が始まるようなので俺とラファエルは会話を打ち切った。
授業では簡単に言うと天使としての能力を使わない事や天使としての記憶は人間になると失われる事。
人間界の仕組みやルールについての説明がされた。
授業が終わり全てを理解した俺たちは
赤ちゃんとして人間界に降りる準備として
自分の親の候補を眺めていた。
ラファエル
俺たちの使命を考えるとかなり親選びは重要だぞ?
バラキエル
確かにな。
ここで間違えてしまえば全てが終わるかもしれない。
ラファエル
神様は人間界が荒れると仰っていたからな。
バラキエル
我々も全ての力を使わなければ止められぬな。
ラファエル
天使として力は封印されるけど俺たちの霊能力は使えるらしい。
バラキエル
なるほど。
戦いが始まる前にその力の使い方を思い出さないとな。
ラファエル
バラキエル彼らはどうだい。
男は国を護る為に武術をマスターしてて
女は占いや呪術、世界の事も理解してるね。
バラキエル
我らの親としては完璧だな。
彼らにしよう!
ラファエル
では俺は先に行かせてもらう。
人間界で待ってるぞ!
バラキエル
あぁ先に行っててくれ!
俺はもう少し学ばなければ人間界には行かせてもらえないからな。




