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承認欲求の呪縛を解こう!

作者: 樋口諭吉

「承認欲求」というものがあります。


 ここでは、「承認欲求」を他人に評価されることによって「自己肯定感」を高めたいという欲求というふうに定義します。


 この「承認欲求」の代わりに、「達成感」を利用しましょう、というのがぼくの提案です。


 脳の「報酬系」は「期待と現実との正の差分」によって駆動する、という仕組みによって、他者に評価を依存する「承認欲求」は常にエスカレートする、という問題があります。


 つまり、他者から毎回「同じように褒められても」満足できなくなります。


 そして、期待に応えられないと、褒められる側は強い不満やストレスを持つようになります。


 結果として、承認欲求は人間関係に良くない影響を及ぼします。褒め合いコミュニティみたいなものって、欲張りな報酬系の仕組みによって、必ず崩壊するんですよ。


「達成感」ならば、そうはなりません。


「達成感」は自分で立てた目標に対しどこまで達成できたかによって、つまり期待される対目標を上回ったときに報酬系が駆動するので、他者と関係なく、持続的に自己のみで成長することができます。


 人間関係には影響がありませんし、適切な目標を立てるだけで誰でも実行可能です。


 マウントなんかもそうですよね。


 これも承認欲求に由来します。評価を他者に依存して、他人より評価されたいと思うために他者を影でけなしたり自分のほうが評価されていると周りにアピールするわけです。


 そもそも他者評価って、いいかげんな基準によってなされる不安定なもので、評価する側の機嫌などによってさえ評価が上下したりします。そんな不確かなものを自分の評価の基準にしたら、そりゃあ安心感がゆらいで精神に悪い影響が出ますよ。


 承認欲求なんてものは百害あって一利もないのだから、そろそろ捨てて呪縛を解きませんか?


「自己肯定感」の代わりに「達成感」を使うだけで心理的にも安定しますし、事態は一気に改善します。

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― 新着の感想 ―
こんにちは。 承認要求と達成感で、日々、揺れ動いています。 本当は達成感のみに注目した方が、精神的にいいんでしょうけど。 たまに、高い評価をいただぐと、やっぱり「嬉しい」し、もっと欲しくなってしまい…
おお! なんか建設的で素敵てす!
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