書いてみた16 (泣いてるヒロインを慰める?)
BLあり、R描写あり
ジャスラ[×]キサラ
静かに、だけど確かにはらはらと散るように流れていく涙を、指ですくい上げる。それは、感情をありのままに吐露することを知らなかった彼女の涙はとても美しく、流れ落ちるのを勿体無いと思ってしまったからの行動で。
「……………泣いているのか?」
「わかん、ない」
ジャスラは、訳もわからない様子で涙を拭い驚いた顔をする彼女に、突然にあまりに突然に胸が高ぶるのを感じた。このまま、自分は彼女を本能のままに嬲ってしまいたい。もっと涙を、その美しさをもっと欲しい。この眼におさめたい、刻みたい。
あぁ、だけど。それはきっと自分の意にそぐわないだろうから。
自分が今、彼女にしてあげることは。
「キサラ」
その広い胸に抱き込まれて。息も出来ないくらいに、腕で締め付けてやる。彼女の顔を見ないように、彼女の肩に顔を埋めて。抱き込んでやる。
「ジャスラ?」
「……………………。」
「くるしいよ、ジャスラ」
無言で、力を込めて。
「くる、しい……………じゃ、すら、…………じゃすらぁぁ……………っ」
鳴き声が、耳朶を擽る。くるしい、はなして、もう、はなして、と繰り返す度に、彼女のその細いからだを抱き寄せた。その細い腕が、背中にすがりついた。爪がたてられて、それがあまりに愛おしくて。本能が、むくりとうずいた。
「ぐるじぃよ……………っ!!!!」
彼女の涙を、絶対見ないように。
その身体にさらに抱き寄せて、顔を埋める。
もっと、もっと、苦しんで。
貴女の涙が枯れるまで。
ラディオ[×]ユーリ
天気がとてもいい正午だった。陽光はさんさんと降り注ぎ、かといって暑いわけではなく、心地よい暖かさであたりを照らしている。天然の布団にくるまっているような心地よさ。
そんな陽光のなかで青々とした繁みから鼻をすする音がした。
ラディオはため息をひとつついて、その繁みの向こうの存在に向かって声をかける。
「そんなところにいたのか」
「………………………ぐす、……………くんな。」
少し走ったのだろう。汗ばんだ襟元のネクタイを弛める。風を送り込んでやれば、すぐに汗が引いてきた。そ
「お前が急にいなくなるから」
「………………あたしは、悪くねぇ」
「誰も、お前が悪いなんて言ってない」
繁みを跨いで、ラディオがユーリ側にきた。この陽光で花が咲いているのだろう。何の花かは分からないが、微かに甘い香りがする。
「わるく、ない…………」
ずび、と鼻をすする。その時の顔が少し不細工で笑えた。
「顔がすごいぞ」
「るせぇ、いつもだよ」
それでも、気にしているのか顔を腕の中に埋める。
悪くねぇもん、と言い聞かせるように繰り返す。きらきらと陽の光で黒曜石のようにさらに深みと艶やかさを増してゆく黒髪がもぞもぞと動くことで目を楽しませる。
「おまえって、ほんと…………」
かわいいな。
いつだったか、キサラが言っていた言葉が甦る。
『ユーリは、自分が悪いって分かってることで喧嘩すると、どっか隠れて拗ねてるみたい。いつだったか探しにいったとき、踞ってる姿がすごくかわいかった。』
にやにやと笑う表情もともに浮かんでくる。だが、今回の拗ねる原因になったのは彼女なのだが。
もぞもぞと居心地悪そうに顔を埋める彼女がたまらなく、たまらなくいとおしくなって。
その髪に、キスを落とした。
「…………なんか、した?」
「なんにも。」
そういって、頭を撫でてやる。
「落ち着いたら、謝りにいこう」
「………………………ん。」
内心、ずっとこのままでもいいや、と思ってしまうのだが。
ヒロイン???
レオ[×]アイリ
どさっ、と押し込められた部屋は見知ったところだった。彼の部屋だ。いつも通っている、彼の部屋。いつもだったらパブロフの犬みたいに部屋に入った瞬間からぞくぞくするような快感を期待して、ぼくの身体を支配するのだけど、興奮状態の今のぼくにはそんな余裕はなかった。
「っつ!!!なにしてんのさ!出してよ!」
「出したら、お前殺しに行っちゃうだろ?」
「当たり前だよ!あいつ………、キサラとユーリのことを知ってやがったんだ。あいつ、あの子らになに言い出すか……………っ!ぼくが、ぼくがせっかく隠してきたのに、あいつ!!!」
「大丈夫だ。」
「っにが!なにが!大丈夫なんだよ!放せよ、行かせろよ!………………っお願いだからぁ!」
興奮しすぎて、開ききった瞳孔に涙がたまる。それは次から次へと溢れてきてついには頬を伝う涙となる。違和感を感じで拭った掌が濡れていることに動揺する。落ち着かせようとしていたレオも、アイリの涙をみて、固まる。
「イヤだよ、ぼく…………こんな形で、ばらばらになるの…………」
「…………………………っ」
息をのむような音がして、次の瞬間には壁に押し付けられていた。あまりに勢いがあったから、咳がでる。
「なに、泣かされてるんだ?」
「…………っげほ、………レオ?」
「あんなどうだっていいやつに泣かされるなよ。」
そう言い捨てると、いつもの温厚な彼からは思いもよらない勢いでまるで噛みつくように、キスをして来た。
「っ!ふ、………………っくぁ、……………ん、ん!れ、…………」
ぢ、ぢゅる、と会話はなく、粘膜が舌が絡まる水音がする。ようやく、解放されたときには、酸欠と快感で身体が廊下に崩れ落ちていて。レオは、うずくまるアイリの襟首を引っ張り、肩をむき出しにさせると、首筋に噛みついた。びくっ!!と大きくアイリの身体が揺れる。
「あ、っっ!!!いたい!やだぁ、いたいぃい!!」
びく、びくと身体を震わせてどうにか逃れようとしても、後ろから抱きつかれ腕を封じ込まれてしまえば動くことなんて出来ない。
「いた、あぁぁあ!!」
一際大きく身体が跳ねると、弛緩する。レオはゆっくりとそこから口を離した。深く出来た歯形から、つう、と唾液が垂れた。
「イったな。」
は、は、と短く吐息を漏らす彼を抱え直し、スカートの下からそれを取り出した。ねっとりとまとわりつく精液を弄んでやるといやだというように身じろぎする。頬を拭ってやると、睨み付ける視線と絡まる。
「ごまかさないでよ……………」
「もっと泣けよ」
レオは、そう言い捨てるとアイリのそれを上下に擦りあげた。
「………………あぁぁあっ!!!」
ぐちぐちぐちぐち。背中を丸め、それにのし掛かるように逃げようとするそれを握ってやる。少し緩急をつけては、入り口を爪でほじり、カリを握っては、棹を伸ばすように。
「や、や!!!やぁぁぁぁあ!!」
唾液で濡れた首筋を、舌で舐めあげ、その反対側に歯を当てた。
「いま、だめ、いや!だめ、いくから、い、あぁぁぁあぁあ!!」
がぶりと、また噛みつかれた。追い詰められるように快感を味合わされて、床にその証拠が撒き散らされる。
「痛いのも感じるの?ほんと、淫乱になったな」
「だれのせ、い…………………」
「さぁな。」
廊下に投げ出された身体を仰向かせると、視線を絡めた。
「もっと、だ。もっと泣けよ」
中指をれる、と舐め、さらにアイリの精液を絡めて、先程からひくつかせている蕾に向かう。それの意図することを察知して、必死に首を振る。これ以上いたいほどのこんな快感を浴びせられたら。
「欲しいんだろ?やるよ」
「ぁぁああぁぁぁっ!!!」
首を仰け反らせると、血が滲む首筋の二つの噛みキズが痛んだ。
パンツの隙間から、一気に差し込まれた指はあまり慣らしていないのにそれでもしっかりとレオの指を食い込む穴に吸い込まれていった。そして、無意識に自身の一番いいところへと誘う。
小刻みに敏感で感じやすい場所を揺らされて、頭に鐘があるみたいに周りの音が聞こえない。
ひたすら終わらない快感に喉から叫び声しか出ない。
「おかしくなる、やめて、だめ、あぁあぁ!!そこ揺らさないで!!」
次から次から流れてくる涙。それを見て、レオが嬉しそうに笑う。
「そうだ、そうやって泣いていればいい。な?」
「わか、わかった、わかったからぁぁぁ!」
小刻みに揺さぶっていた指を唐突に抜いた。びくびくびく!と力なく跳ねる体。達していないからだは、まだ物足りないともじもじと揺れる。
「わかったなら、いい子だ……………。もっと、いいことしてやろう。何がいい?」
アイリは涙と快感とで真っ赤になった顔を起こすと、邪魔になっていたパンツを剥いて、四つん這いになる。
「れお………………れお………………。お願い、もっと、して………………。」
叫びすぎて、枯れた声。レオは優しくその頭を撫でてやる。
そして。
「もう、ぼくレオの前では泣かないことにしたよ。もう、なんであんなに怒ってたのか分かんなくなっちゃったし。」
「賢明だよ。俺も、なかなか自分を制御できなさそうだからそうしてくれると助かる」
「ってか、言ってくれない?鬼畜スイッチ入るときは。ぼくだって心の準備が」
「いやぁ、こんなにばっちり押されると思わなかったよ」
「あ、いた……………目にごみが…………った、いたた」
「……………アイリ?」
「わぁぁぁ!まって、だめこれってノーカンでしょ?!なにやって、あぁぁあやぁぁぁんんん!!ばか、やだぁ!れおのこの絶倫んんんん!!」
「今度は乳首噛んでやるからな………泣けって、もっと…………」
「ちくびぃぁ?!ちぎれりゅぅううう」
「あははは、勃った。元気だなぁ」
「むりむりむりぃ!!!」
「安心しろ、ちぎれたら飾っといてやるから。」
「な、ばかぁぁ!!この変態ぃぃぃぃ!!」
おわり。




