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蒼き星の子と機械仕掛けの獅子王レグルス  作者: 常聖大
高校1年生編 1章
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高校1年生編 1章 第4話 模擬試験の結果

3月14日投稿予定です。

 星辰達が学校に登校した、その日の昼休みに入学後の模擬試験の順位表が廊下に張り出された。

 厳密に張り出されたのは学年成績上位20位までだが。この高校の一年生は500人程度なので、上位20位以上は優秀と言って良い。


「ルベル君」


 その順位表をルベルが(なが)めていると、ニーナに話しかけられた。


「ニーナ。ああ、君は今日も麗しいね」


「あ、あはは。ありがとう。ルベル君も順位表を見に来たの?」


 ルベルの歯の浮く様なセリフに少し乾いた笑いをしながらニーナはルベルに聞いた。


「まあね」


「少し意外かな。こう言うのはルベル君は興味無いと思っていたけど」


「そんなことはない。まあ、少し気になる程度だが」


「ふうん。ちょっとごめんなさい。私の順位も確認させて……。ええと……」


「君は7位だよ。学年で500人程度はいるらしいが7位とは、相変わらず素晴らしい頭脳だね」


「あ、本当だ良かった。でも言わないで欲しかったかな。自分で確認したかったから」


「これは失礼した」


「ルベル君は5位? ルベル君もすごいじゃない?」


「この俺からすれば地球の高校生程度の勉強など問題ない。警察官としての職務が無ければ1位になっていたね」


「ふふ。本当にそうかも。えーと、あとは星辰君は……」


「15位だ」


「あ、本当だ。ちょっと意外かも……」


「あいつは町で困っている人間を見ると助けて回るからな。勉強する時間が削られてこのザマだ」


「確かに意外だけど、学年に生徒が500人以上いてその中で15位なら十分じゃないかしら」


「ふん。甘いな。あのアリアさんの頭脳を受け継いでいるなら、もっと上でもおかしくはない。要するに怠けているのだ」


「ふーん?」


 ルベルのセリフを聞いたニーナがジト目でルベルを見てきた。


「なんだ?」


「なんだかんだで星辰君が気になるんだね?」


「なぜ、俺が男を気にしなくてはならん?」


「ライバルとして、同じくらいの成績じゃ無いと気に入らないとか?」


「ライバル? あいつと同じにするな。仮にあいつが成績が上がったとしても俺の方が奴よりも常に上位だ」


(その張り合いがライバル視してるって感じがするけど……)


「何か言ったか?」


「ううん」


「成績だけじゃ無い。格闘訓練のスパーリングでも、俺が勝ち越している」


「そういえば、月影さんやロカ署長に地球の格闘技を学ばされてるもんね」


「そう。例えばボクシングのスパーリングなら俺が50勝48敗で勝っている」


僅差(きんさ)だと思うけれど)


「また何か言ったか?」


「いいえ。それより星辰君見ないね」


「どうせ屋上で黄昏(たそがれ)てるんだろ」


 星辰は昼は屋上で簡素な食事をとった後は、そのまま考え事をすることが多かった。


「やっぱりアクイラの事を考えているのかな……。他にも色々な事があったし……」


 ニーナが少し悲しそうな顔をした。


「かもな」


「今日は星辰君を励まさない?」


「なぜ?」


「だって友達でしょ?」


「違うね。例え友人でも男なぞ激励しない」


「もう素直じゃ無いなんだから」


「ふん。俺達が行かなくても、すでに一人屋上に行ったよ」


「え?」


「ベロニカだ」


「あ、そういえばベロニカも」


 ニーナは周辺を見渡す。ルベルが口にしたベロニカとやらはいない様だ。


「あの女、今頃、星辰ところに行ってるぞ」


「ベロニカが」


「あの女、俺を放っておいて星辰ばかりチョッカイだしてやがる」


(あ、ベロニカのそこが気に入らないんだ)


「まあ、良い。俺は人と約束がある。君を放っておくのは心苦しが失礼する」


 そう言うとルベルはニーナから離れる様に歩き出した。


「もう、本当に素直じゃ無いなんだから」


 ニーナは呆れた様に少し頬を(ふく)らませた。

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