高校1年生編 1章 第3話 アクイラの行方
3月7日投稿予定してます。
ルベルの後に続く様に星辰は校舎へと入り自分のクラスである1ーAへと向かった。ちなみにルベルは1ーCの所属だった。彼はすでに教室に入った様だ。
「おはよう。星辰君」
星辰はまた、背後から声をかけられて後ろを振り向いた。
「ニーナ。おはよう」
振り向くと聖光高校の制服を着た青い髪の少女が立っていた。
「相変わらずルベル君と仲良いね」
ニーナはそう言って少し微笑んだ。
青い髪を染めていないのはニーナは自分が宇宙人であることを公表しており、周りも青い髪が地毛であることを認識しているためである。
ニーナが宇宙人である事に、まだ多少の差別や好奇の目はあるが本人はあまり気にして無い様だ。
それどころかニーナの容姿と人柄からか、彼女の逆に人気は高い。
ちなみにルベルも宇宙人であることを公表している。
さらに、ちなみにだがルベルもニーナも紅鏡家の邸宅には住んでおらず、学校の近くにマンションを借りてそこから通学している。
「そう見えるのかな?」
星辰は少しだけ難しい顔をした。仲が良いとは思えない。
「違うの? ケンカでもした?」
「ケンカはしてないけど……」
「ルベル君より星辰君の方が学校の女の子に人気なことを彼になじられたとか?」
「分かるの?」
「まあね。彼とも知り合って長くなるから。でも、ルベル君らしいね」
そう言うとニーナはクスっと笑った。
「はあ。そうかも……。僕としてはルベルは友達だと思ってるし、仲も昔に比べて良くなったと思っているんだけど……」
「ルベル君も星辰君のことを友達だと思ってるよ。その証拠に話しかけられたんでしょ?」
「まあ、そうだけど……」
「彼、男の子は基本無視で必要が無いと話しかけたりしないもの」
「はは、相変わらず、そうなんだ……」
星辰は少しだけ呆れた、
「私もそう言うのは良くないって言ってるんだけどね。あ、時間だ。じゃあね」
ニーナはそう言うと星辰に少し手を振って自分のクラスの1ーEへと向かって行った。
「ああ、うん」
星辰はニーナを見送ると自分のクラスの教室へと入っていった。
ニーナの席は教室の窓側の席の一番後ろだった。
「あ、ニーナおはよう」
「うん。おはよう」
1ーEの教室に入ったニーナはクラスメートから次々と挨拶されていく。
「ねえねえ、一つ聞いて良い?」
「ん? 何?」
自分の席に着席すると前の席のクラスメートからニーナは質問された。
「ニーナは星辰君かルベル君のどっちかと付き合ってるの?」
「え、なんでそう思うの?」
「だって二人と仲良いじゃない? どっちかと付き合ってるんじゃないの?」
「二人ともそんなんじゃないよ」
「えー、でもさっきは星辰君と仲良さそうに話してたじゃない? 付き合ってなくても好きなんじゃ無いの? 告白したらどう? ニーナと星辰君お似合いだと思うけど」
ニーナの隣の席の別のクラスメートが話に割って入ってきた。
「本当にそんなんじゃ無いよ。それに星辰君には私じゃなくて、決まったコがいるの」
「え? だれだれ? 学校のコ? あ、星辰君お金持ちだから許嫁がいるとか」
隣の席の
「それは……」
「おーい、全員席につけー」
「あ、やべ、先生が来ちゃったよ」
担任の教師が教室に入って話は、それで打ち切りになった。
(アクイラ、今どこにいるの?)
ニーナ少しアクイラの事を思い出して、少し憂鬱そうな顔をした。
アクイラが、どこに行ったのか誰も分からない。




