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プロローグ 宇宙からの来訪者
プロローグなので短めのお話になります。面倒な人は飛ばしても構わないです
200X年。
日本。
その日、世界有数の財閥紅鏡家が所有する敷地に一機の飛行物体が墜落した。
報告を受け墜落した場所に駆け付けた紅鏡家の当主紅鏡郷太郎は、その状況に驚いた。
「これは……」
その飛行物体は地球とは別の文明や地球よりも高い科学技術で作られてものだったからだ。
「これに人間が二人も乗っていただと……」
使用人からの報告で、しかもその飛行物体に男女二人の人間がいたことに郷太郎はさらに驚愕した。
その二人は髪の色以外は、ほぼ地球に住む人間と姿形は変わらなかった。いわゆる宇宙人である。
郷太郎はその二人を紅鏡家が関連する病院施設に搬送する様に指示し、二人を保護させた。
この時の二人の子が地球を守る戦士になるとは郷太郎も誰も想像していなかった。
月日は流れ、物語は幕を開ける。