夢なのか起きたけど
「おい おい おきんか!!」
「はい!! すみません!すぐに起きます!!!」
僕はその場に直立したけど、目の前には見知らぬおじいちゃん。
「ようやく起きようたのうぅ」
「あのうぅ あなたは…」
「とりあえず己の状況を見るがよい。
そこからじゃ」
おのれの?……自分のことか!!
あれなんでこんな森の中にいるんだっけ?
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ああ思い出した!!!
あれ?いたみがないや なんで?
「ぼく、ケガしてなかった?」
「そうじゃ、ここにおるうちに粗方治りおったよ。
かれこれ、3日ほどかの」
「そんなに!!
ん? んん??
ん??3日でケガがなおるわけがないじゃないかあああ!!!」
「うるさいのぉ 治ったんだからいいではないか」
なんでこんな奇跡がおこっているんだ!!
なんか強い何かが近くにあるような ないような?
なんだろう? 森のほう? いや 地面か!!
……ん~なんか違う
どこだ?
僕はきょろきょろとあたりを見回したがどこも近いけど違う
なんだこれ?
「ほうほう ほうぉぉぉ」
うーん なんかに似てるんだよね
なんだっけ? 土?似てるけど違う?
似てるってなんだ!!
いやいや え~と
空の何かの時と似てるんだよなぁ
「ああ!!!雨だ!!!祈祷!!
恵みの雨!!!そんで雷が堕ちた時のの魔力!!
そうだ! すっきりした!!!」
ぼくは、上を空を見上げて吐き出した!
あっ雨だ ピカ?
「あははははは!! よう気付いた!!!」
どん!!! ごろごろごろ!!!
「うひゃい!!!」
つい、転んでしまった
「おおう すまんすまん
昂ってしまった。」
なんだこの人 普通じゃない!!
こんなとこにいるのに普通なわけないか
いったい??
それにこの場所もだ しっかりとよく見るとうっすらだけど魔力というか
何かの力が立ち昇っている
そんな場所にいるこの人はいったい
恐る恐るとおじいさんを見上げると
活き活きとした笑顔で
「火雷神 自然の猛威 雷を司る神の1人じゃ
おぬしにわしの暇つぶしに付きおうてもらおう 拒否などないでな」
「は、 はい…」
災害であり恵みでもある神との出会いであった。