怒りの進化龍
少年Aは騎士フィッダブヤドに対し、バトルを申し込んだ。重症を負ったカツラやボテンがいる中でこの行動は空気が読めていないが、それだけ彼は怒っていた。2人の手当てもしなくてはならない以上、彼は、速攻を強いられていた。しかし…
「ライフがたったの3なのは面白くないよね。精神力の勝負にしようよ。」
「…どういうことかね?」
「ライフが0になっても、降参するまで負けにならない。つまり、精神が保つならライフは無限って事だよ。」
「面白そうではないか。良いだろう。」
この提案はバトルの長期化を狙うフィッダブヤドにとって利しかない。妖精ベニテはフィッダブヤドの兵士を牽制していなくてはならない為治療に専念出来ず、バトルを行う少年は倒れている2人に触れることすら出来ない。2人は放置していれば勝手に死ぬので、フィッダブヤドは時間稼ぎさえできれば良いのだ。
「代わりに思考時間に制限を付けよう。…30秒。30秒なんのカードも使わなかったらターンチェンジだ。普通のバトルでも遅延行為は反則だから、別に構わないだろう?」
「なるほど。60秒なら良いだろう。」
「わかった。60秒にしよう。さあ、バトルだ。」
時間制限をつけることでフィッダブヤドの遅延行為を牽制した。しかし、その思考時間は60秒。フィッダブヤドにターンを回すと最低60秒は稼がれてしまう。圧倒的に少年が不利な条件。だが、この条件を提示したのは少年自身。このままバトルが開始した。
1ターン(Aのターン)
「僕のターンだ。《エヴォリューション・CROSSCHANGE・ドラゴン》を使用し即座に効果発動。このカードを墓地に送って《機械龍/エヴォリューション・RANDOM・ドラゴン》を使用し1枚ドロー。(手札3→2)」
《エヴォリューション・CROSSCHANGE・ドラゴン》
メインカード
戦闘力:2
効果:自分または相手ターンにこのカードを墓地に送って発動できる。手札から戦闘力8以下の『エヴォリューション』カード1枚を条件を無視して使用する。その後自分はデッキからカードを1枚ドローする。この効果で使用されたカードの戦闘力はこのカードの戦闘力分上昇する。
※《エヴォリューション・CROSSCHANGE・ドラゴン》はデッキに1枚しか入れられない。
《機械龍/エヴォリューション・RANDOM・ドラゴン》
メインカード
戦闘力:8
効果:自分ターンに発動できる。サイコロを1つ振り、出た目に応じて以下の効果が発動する。➀相手に1のライフダメージを与える。②相手の場のカード1枚を対象にし、対象のカードを墓地へ送る。③墓地のカード1枚を対象にし、除外する。➃相手は手札1枚を墓地へ送る。⑤自分に2のライフダメージを与える。➅自分の場のカードを全て墓地へ送る。
※《機械龍/エヴォリューション・RANDOM・ドラゴン》はデッキに1枚しか入れられない。
「先行1ターン目は攻撃できない…ということはまさか、RANDOMの効果ダメージだけで勝つつもりですか!?」
「違うよ。RANDOMの戦闘力はCROSSCHANGEの効果で2上昇して10になっている。戦闘力10のRANDOMを墓地に送る事で、このカードが使えるんだ。《黒騎士龍エヴォリューション・LANDKREUZER・ドラゴン》を使用!(手札2→1)」
《黒騎士龍エヴォリューション・LANDKREUZER・ドラゴン》
メインカード
戦闘力:9
条件:自分の場または手札のメインカードを、戦闘力の合計が9以上になるように1枚以上選び、墓地へ送る。
※《黒騎士龍エヴォリューション・LANDKREUZER・ドラゴン》はデッキに1枚しか入れられない。
分厚い金属の装甲に覆われた巨大な龍が出現する。4足歩行で飛べそうにないものの、大きな翼を有し、それがまるで壁のように龍を守っている。要塞のような龍だ。
「戦闘力9…なるほど、それが少年の切り札か。だが場の合計戦力は落ちてしまっているぞ。」
「そう思っているなら僕には勝てないよ。」
「なんだと?」
「《Rエヴォリューション》を使用!墓地のカードを全てデッキに戻し、2枚ドロー!(手札1→2)」
《Rエヴォリューション》
サポートカード
条件:自分の墓地の『エヴォリューション』メインカードを全てデッキに戻す。
効果:条件でデッキに戻したカードの枚数、自分はカードをドローする。
※《Rエヴォリューション》はデッキに1枚しか入れられない。
「手札から《エヴォリューション・STORM・ドラゴン》を墓地に送って、《大寒龍エヴォリューション・BLIZZARD・ドラゴン》を使用!(手札2→0)」
《大寒龍エヴォリューション・BLIZZARD・ドラゴン》
メインカード
戦闘力:11
条件:自分の場または手札から《エヴォリューション・STORM・ドラゴン》を1枚墓地へ送る。
※《エヴォリューション・BLIZZARD・ドラゴン》はデッキに1枚しか入れられない。
全身が凍りついたかのような巨龍が出現する。この龍の影響なのか、吹雪が吹き荒れる。半実体であるため、気温等に影響はないはずなのだが、不思議と肌寒く感じる。
「墓地のSTORMの効果発動!墓地の《Rエヴォリューション》を手札に戻す!(手札0→1)」
《エヴォリューション・STORM・ドラゴン》
メインカード
効果:自分ターンに発動できる。自分の墓地から『エヴォリューション』サポートカード1枚を手札に加える。《エヴォリューション・STORM・ドラゴン》の効果は1回のバトル中に1度しか発動できない。
特性:このカードの効果はこのカードが墓地に送られた場合にも発動できる。
※《エヴォリューション・STORM・ドラゴン》はデッキに1枚しか入れられない。
「BLIZZARDの効果発動!手札の《Rエヴォリューション》を墓地へ送る。そしてターンを終了する!(手札1→0)」
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