表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Origin〜最強のデッキと神のカードで無双する〜  作者: 山科独名(やましなひな)
第二章 異世界のデッキ
17/23

妖精の1キルコンボ

「さあ!バトルだ!」


1ターン(カツラのターン)


 悪妖精ボテンとのバトルを開始したカツラ。先行1ターン目でありながら、その手札を見た瞬間に、ほぼ勝ちを確信した様子である。


(この手札…普通なら勝ちだろうが…相手が”妖精”デッキなら完封。ただ、さっきのベニテのデッキが”おとぎ話”だったから、妖精だから”妖精”デッキと決めつけるのは危険だ。一部のデッキなら上振れしたら盤面一掃は可能。ここは落ち着いてリソースを使い切らず後続も準備しておくべきだな。)


「《万能野菜大豆(ばんのうやさいだいず)》を使用して即座に効果発動!このカードを除外して《農民騎士(のうみんきし)》を手札に加える。おっと、確認を忘れていたな。何か使うカードはあるか?」


「ありませんわ。」


「なら効果でサーチだ。」


《万能野菜大豆》

メインカード

効果:自分ターンに場のこのカードを除外するか、墓地のこのカードを墓地から除外することで発動できる。デッキから『農民』メインカード、もしくはテキストに”大豆”と記載されたメインカード1枚を手札に加える。《万能野菜大豆》の効果は1ターンに1度しか使えない。


「美味しそうなカードだね。」


「野菜なんて、全て食べてしまえばいいのですわ!」


「全てのカードがサーチ効果を持つ”野菜”や”農民”は絶対に事故らない超安定カードだ。が、俺のデッキは”野菜”デッキじゃねえ。残念だろうが、俺のエースは美味しそうではない!」


 先程大豆の効果でサーチした《農民騎士》を使用するカツラ。このカードは、自分の場にメインカードがない時に使えるカードだ。


「《農民騎士》を使ったわけだが、何かあるか?」


「ありませんわ。一々うざいですわね。」


「一体何を確認しているんですか?」


 妖精達はカツラがカードを使う度に確認を取っていることが疑問であるようだ。それに対して、カツラが解説する。


「相手ターン中に使えるカードもあるからな。そういったカードの使用でトラブっても面倒だ。特に、このバトルは重要だしな。一々確認を取るのはその為だ。確認を取らなくて損するのはこっちだしな。」


「こんなタイミングで使うカードなんてあるんですか?」


「あるね。」


 答えたのはAだった。


「僕のデッキに、相手ターン中に手札から使えるカードがある。」


「こういう事だ。」


「変なカードですわね。そんな物私のデッキにはありませんから、面倒なことせずにさっさと進めなさい。」


「了解了解。」


(この情報は大きいぞ。次のターン、やりたい放題できるって事だからな!)


 先程使用された《農民騎士》だが、全身鎧に身を包んではいるものの、土まみれで汚れており、さらに手には剣ではなく鍬をもっている。顔…というより兜も間抜けな感じで、見るからに弱そうだ。実際、戦闘力はたったの2である。


「このカードも”農民”だからカードをサーチできるんだよね?」


「その通り。《農民騎士》の効果でデッキから《大鎧起動(だいがいきどう)!》を手札に。」


《農民騎士》

メインカード

戦闘力:2

条件:自分の場にメインカードがない。

効果:自分または相手ターンに発動できる。デッキから『大鎧』カード1枚を手札に加える。《農民騎士》の効果を自分は1ターンに1度しか発動できない。


「俺はこれでターンを終了するぜ!」


「え!?手札はまだ3枚あるんですよ!?」


「問題無い。ターンエンドだ。」


2ターン(デミテのターン)


「舐めてるんですの!ドロー!(手札3→4)」


「いいや、舐めてないぜ。予め宣言しておくが、お前がカードを使った後に俺は、《農民騎士》の効果を使う。これを止めたいなら、1枚のカードで《農民騎士》を処理する事だな。」


 戦闘力僅か2の《農民騎士》を棒立ちさせているのは、この効果で手札を増やす為だったのだろう。だがしかし、これでは…


「私は”フェアリーテイル”を使用しますわ!(手札4→3)」


「お前も”おとぎ話”か!」


《フェアリーテイル》

サポートカード

効果:自分のデッキの1番上のカードを墓地へ送る。その後このカードを墓地から自分の場へ移動させる。

特性:このカードがこのカード自身の効果で場に存在する間、このカードはメインカード《おとぎ話》として扱い、そのステータスは月属性、戦闘力0、条件効果特性なしとなる。


 ベニテが使ったように、《()()かせ》でコントロールを奪い、更に追加で使用した2枚のカードと合わせて3枚で直接攻撃を行う。このコンボをされると、1ターンキルされてしまう。


《読み聞かせ》

サポートカード

条件:自分の場に《おとぎ話》が存在する時に発動できる。

効果:相手は自身の場のメインカード1枚を選択しなければならない。その後、選択したカードのコントロールは自分に移る。自身の場に《おとぎ話》が存在しなくなった瞬間、この効果で選択されていたカードのコントロールは相手に戻る。


「嘘!それは私のカード…!」


「お姉様と同じカードが私のデッキにもあったのですわ!お姉様はご存じなかったでしょうがね!そして、《読み聞かせ》も引いているのですわ!」


「なるほどな。それで1キルすると。取り敢えず、宣言通り、《農民騎士》の効果でデッキから2枚目の《大鎧起動!》を手札に加えさせてもらうぜ。」


「関係ありませんわ!《読み聞かせ》使用!そのボロ騎士は貰いましたわ!(手札3→2)」


 騎士は相手に奪われ、カツラの場はガラ空きになってしまった。

評価、感想等よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ