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Origin〜最強のデッキと神のカードで無双する〜  作者: 山科独名(やましなひな)
第二章 異世界のデッキ
13/23

RANDOMミサイル

RANDOM(ランダム)の効果発動!6種の効果から1つがランダムで発動する!」


機械龍/(きかいりゅう)エヴォリューション・RANDOM・ドラゴン》

メインカード

戦闘力:8

効果:自分ターンに発動できる。サイコロを1つ振り、出た目に応じて以下の効果が発動する。➀相手に1のライフダメージを与える。②相手の場のカード1枚を対象にし、対象のカードを墓地へ送る。③墓地のカード1枚を対象にし、除外する。➃相手は手札1枚を墓地へ送る。⑤自分に2のライフダメージを与える。➅自分の場のカードを全て墓地へ送る。

※《機械龍/エヴォリューション・RANDOM・ドラゴン》はデッキに1枚しか入れられない。


「これならライフを削れる!」


出た目は…③


「相手の墓地の《妖精(ようせい)のいたずら》を除外!」


 RANDOMのミサイルポッドから上空に飛び出したミサイルは、滅茶苦茶な軌道を描いた後に、相手の墓地のカードを焼き消した。除外されてしまったカードはほぼ回収不可能であり、このバトルの間はもう使えないと考えて良い。


「1回目はセーフか…ハラハラするぜ。」


「どうしてそんなにハラハラしてるんです?」


「あ!そうか、あんまり強く攻撃しちゃうと相手に悪い…RANDOM!手加減するんだ!効果発動!」


 少年の無茶な要求に困った顔をしながらも、RANDOMはミサイルを発射する。その勢いは、先程と比べると若干抑え気味だが、発射の勢いを抑えても無意味な気がする。


「そうか、嬢ちゃんはあのカードがどれだけやべえか知らねえんだったな。」


 RANDOMのデメリット効果の暴発に男はびびっている。当然である。


「ダイスロール!」


出た目は…➀


「よっし!相手ライフにダメージだ!RANDOM、手加減を忘れるなよ!」


 どうやってだよ…とでも言わんばかりの目線をRANDOMが投げかけている間に、ミサイルは相手の少女に向かって落下…したかと思いきや弾道は逸れて直撃はしない。姿勢が崩れる程度の爆風が当たっただけだ。しかしライフはちゃんと減っている。(少女ライフ3→2)


「よーし!ナイス!」


 RANDOMも目を丸くしてびっくりしている。半分機械な龍にとっても、この状況は理解不能なようだ。


「あのカードの効果は…リスクが高すぎるんだ。」


「リスク…ですか?」


 少年が無茶振りをしたりRANDOMが奇跡を起こしたりしている中、男は妖精の少女にRANDOMの効果について解説していた。


「確かに6つの効果のうち4つがメリット効果というのは、ギャンブル系カードの中ではかなり確率が高い方と言える。しかも➀のライフダメージを与える効果はこのカードの使用難易度から考えると破格の性能だし、➃の手札を捨てさせる効果も強力だ。②③の効果も負けず劣らずの高性能。何度でも使用できるため、相手を完璧に叩き潰す事のできるポテンシャルがあり、ギャンブルカードの中ではかなり強い部類だ。」


「なら良いじゃないですか。」


「問題はデメリット効果にあるんだ。」


「RANDOMの効果を追加で発動!ミサイル発射!」


 ポンッと手加減されたミサイルが発射される。


出た目は…⑤


「あ。」


「拙い!」


 上空でへにょんと曲がったミサイルは、少年…ではなく何故か男に直撃した。


「痛え!(少年ライフ3→1)」


「あ、ごめんおっさん。」


「ライフが一気に1になっちゃいました!」


「このようにRANDOMの⑤の効果は自分に2というとんでもないダメージを与えてしまうんだ。2度⑤の効果が発動すると、それだけで負けてしまう!加えて、➅の効果は自分の場を全滅させてしまう。この2つのデメリット効果は、相手によっては1つ発動しただけで致命傷になりかねない危険な効果なんだ…!」


「じゃあ、次また⑤の効果が発動してしまったら、負けちゃうんですか!?」


「その通り。だからもう、このカードの効果は使え…」


「僕はもう一度RANDOMの効果を発動!」


「「!?」」


 ライフ1という危険域で、RANDOMの効果を使用する少年。6分の1で即死という、危険な賭けに出る。


「何やってんだ!?今の場の状態だと⑤で即死は勿論、➅が出ても負け濃厚なんだぞ!?」


「だったら6分の4…いや、6分の1、➀を当てればいいんだ!」


出た目は…➀


「よっし!ライフダメージだ!」


「…(少女ライフ2→1)」


「まじか…!」


「ほっ…」


 安心する2人。しかし、少年の目から熱意は消えていなかった。


「これでイーブン。どちらも即死圏内。やるぞRANDOM!効果発動!」


 止まらない少年。そのやる気に触発されたのか、RANDOMも全てのミサイルポッドの蓋を開く。


「どちらかが死ぬまで…ダイスを転がすだけだ!」


 少年は魔力でできた半実体のサイコロを連投する。➀⑤➅のどれか1つが出るまで投げきるつもりだ。


「ダイスロール!!」


 RANDOMのミサイルポッドから大量のミサイルが打ち上げられる。ミサイル達は上空で暴れ、滅茶苦茶に落下。大爆発。


「うお…!」


「きゃ…!」


 砂埃が巻き起こり、状況がわからなくなる。


「おい!どうなった!?結果は!?」


 風が吹き、砂埃が消え、立っていたのは…


「…」


「…余裕。」


 少年とRANDOMだった。(少女ライフ1→0)


出た目…②③②➃➃③③➀

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