RANDOMミサイル
「RANDOMの効果発動!6種の効果から1つがランダムで発動する!」
《機械龍/エヴォリューション・RANDOM・ドラゴン》
メインカード
戦闘力:8
効果:自分ターンに発動できる。サイコロを1つ振り、出た目に応じて以下の効果が発動する。➀相手に1のライフダメージを与える。②相手の場のカード1枚を対象にし、対象のカードを墓地へ送る。③墓地のカード1枚を対象にし、除外する。➃相手は手札1枚を墓地へ送る。⑤自分に2のライフダメージを与える。➅自分の場のカードを全て墓地へ送る。
※《機械龍/エヴォリューション・RANDOM・ドラゴン》はデッキに1枚しか入れられない。
「これならライフを削れる!」
出た目は…③
「相手の墓地の《妖精のいたずら》を除外!」
RANDOMのミサイルポッドから上空に飛び出したミサイルは、滅茶苦茶な軌道を描いた後に、相手の墓地のカードを焼き消した。除外されてしまったカードはほぼ回収不可能であり、このバトルの間はもう使えないと考えて良い。
「1回目はセーフか…ハラハラするぜ。」
「どうしてそんなにハラハラしてるんです?」
「あ!そうか、あんまり強く攻撃しちゃうと相手に悪い…RANDOM!手加減するんだ!効果発動!」
少年の無茶な要求に困った顔をしながらも、RANDOMはミサイルを発射する。その勢いは、先程と比べると若干抑え気味だが、発射の勢いを抑えても無意味な気がする。
「そうか、嬢ちゃんはあのカードがどれだけやべえか知らねえんだったな。」
RANDOMのデメリット効果の暴発に男はびびっている。当然である。
「ダイスロール!」
出た目は…➀
「よっし!相手ライフにダメージだ!RANDOM、手加減を忘れるなよ!」
どうやってだよ…とでも言わんばかりの目線をRANDOMが投げかけている間に、ミサイルは相手の少女に向かって落下…したかと思いきや弾道は逸れて直撃はしない。姿勢が崩れる程度の爆風が当たっただけだ。しかしライフはちゃんと減っている。(少女ライフ3→2)
「よーし!ナイス!」
RANDOMも目を丸くしてびっくりしている。半分機械な龍にとっても、この状況は理解不能なようだ。
「あのカードの効果は…リスクが高すぎるんだ。」
「リスク…ですか?」
少年が無茶振りをしたりRANDOMが奇跡を起こしたりしている中、男は妖精の少女にRANDOMの効果について解説していた。
「確かに6つの効果のうち4つがメリット効果というのは、ギャンブル系カードの中ではかなり確率が高い方と言える。しかも➀のライフダメージを与える効果はこのカードの使用難易度から考えると破格の性能だし、➃の手札を捨てさせる効果も強力だ。②③の効果も負けず劣らずの高性能。何度でも使用できるため、相手を完璧に叩き潰す事のできるポテンシャルがあり、ギャンブルカードの中ではかなり強い部類だ。」
「なら良いじゃないですか。」
「問題はデメリット効果にあるんだ。」
「RANDOMの効果を追加で発動!ミサイル発射!」
ポンッと手加減されたミサイルが発射される。
出た目は…⑤
「あ。」
「拙い!」
上空でへにょんと曲がったミサイルは、少年…ではなく何故か男に直撃した。
「痛え!(少年ライフ3→1)」
「あ、ごめんおっさん。」
「ライフが一気に1になっちゃいました!」
「このようにRANDOMの⑤の効果は自分に2というとんでもないダメージを与えてしまうんだ。2度⑤の効果が発動すると、それだけで負けてしまう!加えて、➅の効果は自分の場を全滅させてしまう。この2つのデメリット効果は、相手によっては1つ発動しただけで致命傷になりかねない危険な効果なんだ…!」
「じゃあ、次また⑤の効果が発動してしまったら、負けちゃうんですか!?」
「その通り。だからもう、このカードの効果は使え…」
「僕はもう一度RANDOMの効果を発動!」
「「!?」」
ライフ1という危険域で、RANDOMの効果を使用する少年。6分の1で即死という、危険な賭けに出る。
「何やってんだ!?今の場の状態だと⑤で即死は勿論、➅が出ても負け濃厚なんだぞ!?」
「だったら6分の4…いや、6分の1、➀を当てればいいんだ!」
出た目は…➀
「よっし!ライフダメージだ!」
「…(少女ライフ2→1)」
「まじか…!」
「ほっ…」
安心する2人。しかし、少年の目から熱意は消えていなかった。
「これでイーブン。どちらも即死圏内。やるぞRANDOM!効果発動!」
止まらない少年。そのやる気に触発されたのか、RANDOMも全てのミサイルポッドの蓋を開く。
「どちらかが死ぬまで…ダイスを転がすだけだ!」
少年は魔力でできた半実体のサイコロを連投する。➀⑤➅のどれか1つが出るまで投げきるつもりだ。
「ダイスロール!!」
RANDOMのミサイルポッドから大量のミサイルが打ち上げられる。ミサイル達は上空で暴れ、滅茶苦茶に落下。大爆発。
「うお…!」
「きゃ…!」
砂埃が巻き起こり、状況がわからなくなる。
「おい!どうなった!?結果は!?」
風が吹き、砂埃が消え、立っていたのは…
「…」
「…余裕。」
少年とRANDOMだった。(少女ライフ1→0)
出た目…②③②➃➃③③➀
評価、感想等よろしくお願いします。




