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under 500 Ⅱ

私の身体に限りなく近いオジサン

触ってはいないけど、そこに掌ひとつ分の隙間もない。


身体ギリギリに、身体を近寄せて、ただただ自慢話を繰り広げる。


そんなオジサンを、少し不気味に感じ始めていた。


パパの親友で、パパの恩人ということで、最初は普通に受け入れてしまっていた。


でも、よく考えれば、近すぎることは少し変だ。


好きか嫌いかで言うと、私のことが好きだろうけど、何とも思っていないから近付けるというパターンもある。


私が抱いていることは、オジサンにとっては小さなことなのかもしれない。


オジサンは誰とでも、壁なく接することの出来る人だ。




私がオジサンを、少し不気味だと感じ始めたのはきっと、心に愛が芽生え始めたから、なのかもしれない。

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