始まりの物語~召喚
よろしくおねがいします!!
とある国に神の寵愛を受けあらゆる対象の未来を占う事の出来る聖女様が存在したという。
聖女様の占いは一度もはずれたことがなかった。先人達の残したさまざまな書にもそうかかれていた。
神の寵愛を受けた聖女様も人の子だった。自ら占い自身がそう長くないと知った聖女様は、この世界の未来を占い一冊の書を残し亡くなったという、残された書は予言書となり、初代王にして勇者だった、聖剣を保有し祀られているリインカ王国にて厳重に保管される。
そしてこの人類と魔物の住まうこの世界は滅亡へのタイムリミットが迫りつつあった。
(この世界暦)1600年12月傾く天秤、闇王顕現し滅亡に向かうであろう
人類は傾く天秤がなにを示すのかわからず闇王を魔物達の王魔王と断定し魔王によって人類は滅亡に向かうという部分的に見ただけで魔王討てば回避できると安易に考えてしまった。のちにおこりうる事の始まりとは知らずに。
1600年5月リインカ王国を含めた他国の重鎮達は頭を抱えていた。そう予言書の未来を回避するため回避できる可能性を秘めたリインカ王国の保有する聖剣に選ばれた者(勇者)がタイムリミットまで一年をきっている今でも現れず存在しないという事に。
滅亡へのカウントダウンに不安・焦り・恐怖・絶望感が募っていく
そして、他国の国々は最後の手段にすがるような思いである判断をする。
『勇者の召喚をしましょう』
国同士の力の均衡を大きく変えてしまうであろう勇者召喚魔法は、『名もなき魔導書』に書かれておりその魔導書は聖職者大賢者達によって厳重に大神殿に保管管理されている。一つの国が世界のためだといっても『名もなき魔導書』はその国の手には入らない。全ての国が同じ意思のもとやっと手に入るものだ。
滅亡を回避するためにと歪みあっていたはずの国々も今だけは手を取り合い過去から今現在までで一番平和(人類側)な世界だと呼べただろう。
同じ意志のもと『名もなき魔導書』は聖剣が祀られているリインカ王国が主導で勇者召喚を実行した。
結果――――召喚は成功した!!
立ち会った者達は成功に歓喜の声をあげるだがすぐにその場が困惑に変わる
なぜか?召喚された者が5人もいたからだ。
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今私は日本という平和な国で就活に失敗し親のスネ齧りニートライフをおくっております。家族は二-トな私・平社員な父・コンビニパートな母・現役女子高生な妹という構成です。
私崎森彩恵はカーテンを閉め薄暗い部屋の中でテレビ画面に向き合いコントローラーを両手で持ちひたすら昔から好きだったやっていたゲームを毎日する日々、職が決まらぬ間に大学を卒業、そこからずるずるとニート生活が幕あけしてしまいました。
髪はボサボサののびのび不健康そうな顔いろに目の下にはおおきなくま発育は私的に見てもいいほうだとおもう胸はDあるし23歳とまだまだ若い
妹の崎森佳奈は昔はお姉ちゃんお姉ちゃんという感じのお姉ちゃんっ子だったのに佳奈が中学を卒業し私が大学を卒業し就活に失敗しニート生活を送るようになってからは、視線が冷たくなり話しかけても無視されるようになった。
話しかけてもくれない中例外はあった。ゲームやアニメなどでテンションが上がった時夜中に感情のままに叫ぶと苦情だけは言いにくる。
夜中眠くもなく今日もオンラインゲーム!!オンラインゲームとは複数のプレイヤーがネットワーク使用して1つの世界で同時にRPGをする。
現在しているのは[リインカーネーションオンライン]アバターを沢山あるアバッターパーツで自分好みに作れ、物語りは異世界に転生した者達が様々なクラスに転職して物語を進めたり強力なモンスターを仲間たちと一緒に狩ったりするといったものでイベントなども充実チャット機能を楽しむ者ボイスチャットを使用しボス攻略を効率的にする者プレイは人それぞれだ。
ルーク『フィア暇か?暇ならこれから赤竜討伐行かないか?』
画面にルークろ言うプレイヤーからチャットが入り表示される内容は超難易度ボスモンスター討伐のお誘いだった。私は暇していたのでお誘いをうける
フィア『行きますークラス指定とかあります?』
フィアというのが私のゲームキャラ名だ。キャラはこのゲームを始めたころの当時大学生の私そっくりに作り瞳の左右の色をかえただけで見てるだけで昔の私こんなすがっただったなと思い浸ることががたまに少々。
ルーク『できればお得意の後衛職で~』
フィア『ムムッ私の前衛ではご不満ですかな?』
ルーク『いや、前死にまくってレベルデスぺナでかなり下げてただろ。それに妹さん乱入した~とか言って放置したまま帰ってこなかったし』
フィア『あーはあの時は・・・ごめん大人しくテイマーにする』
ルークとはよくオフ会とかして仲で1歳年上で爽やかスマイル常に装備されたイケメンさん(私的感想)なのに彼女いない歴イコール年齢らしい。。レベル上限を4つも開放して400レベル越えのクラスナイトアバターもリアル自分に似せ髪色と瞳の色以外は殆どリアルのルークのまんまで100レべで上限1開放できそれを4つも開放しているのだ。なかなかのやりこみだと思う。
ちなみに私は一番上げているのがモンスターテイマー通称テイマー
モンスターをキャプチャーし仲間にし使役することができるクラスで、上限を4つ開放している。
自身のレベルも上げ、さらにはキャプチャーしたモンスターのレベルも上げなくてはならず育ちにくく人気はあまりないが上げまくれさえすれば他のクラスより少し強い、それも苦労する分ちょっと強いだけなので、大体の人は育てやすいクラスで皆はじめそのまま上げ続けることが多い。
ルーク『後衛助かるpt招待送るわ・・・ああ、今日は4人で攻略なのできついかもwあとはボズゥ爺とエリンな』
フィア『は・・・3人前衛?後衛は後衛??』
ルーク『回復や補助も頼んだ~』
フィア『・・・死んでデスぺナうけるの嫌なんだけど』
デスぺナは死ぬとペナルティーが与えられ貯めた経験値が下がるこれは受けたクエストが高いか高レベルモンスター程下がる量が多くなる赤竜は高レベルモンスターの中でもかなり位置にいるしたらレベルは確実に下がるだろう・・・蘇生がなくpt全員が全滅すると大神殿に送られ復活する。
ルーク『大丈夫全滅はしないさ』
フィア『まぁいいや下がったらレベリング手伝ってもらうから』
ルーク『おkおk』
数分後ptメンバーがそろい赤竜のいる火山洞窟に入った。
エリン『本当にクリアできるのルークさん?』
ボズゥ『後衛にフィアがいるんだ大丈夫だろうわしに支援ガンガンに頼むぞー』
エリンとボズゥ2人もルークとな時でオフ会で何度もあったことがありエリンは佳奈と同じ現役女子高校生でキャラはいつもは重装備で全身鎧で隠してるが中身は金髪碧眼と天真爛漫といった見た目で、ボズゥは65歳のお爺ちゃんなので皆からはボズゥ爺などと呼ばれているキャラはヤンチャ系ショタの見た目でプレイしている。
エリンはガーディアン盾役で、攻撃力は微妙だけどHPと防御力がずば抜けて高くいクラス、ボズゥ爺は武闘家で、素早さが高く攻撃力も高いアタッカーだただ防御力がかなり低いクラスだ。
フィア『はぁ・・・一歩間違うと全滅今日は白竜で行こう』
白竜は赤竜に並ぶボスモンスターでうまいことテイマーできた個体だ。光属性攻撃は絶大でさらに回復スキルも覚えている攻撃と回復は白竜でおこない同時にフィアのアバターは補助支援にまわせる。
ルーク『ボスモンスターしかも白竜クラスのものをキャプチャー成功してるやつなんて10人いるかいないかってぐらい言われてるよな』
エリン『フィアさん赤竜もワンチャンキャプチャーするのです?』
フィア『してもいいの?超低確率だけど成功したら討伐できずもう一回行くはめになるけど』
ボズゥ『わしはどっちでもいいぞ行きでかなり経験値もらえるし2度潜るぐらいどうってことなしの』
ルーク『もし成功したら2度目潜ってくれるなら別にキャプチャー使ってもいいぞ、キャプチャー成功できたらフィアの火力アップしてさらなる高クエも行けるようになるしな』
エリン『私もいいですよ~』
フィア『じゃぁHPゲージギリギリでキャプチャー使うねまぁできる確率1%ぐらいだし期待できないけどね』
テイマースキルキャプチャーできる確率は普通のモンスターが50%普通のボスモンスターが20%今回の赤竜はボスの中でも特殊ボスモンスターでその確率は1%程となっている。そしてバトル中テイマースキルは1回しか使用できず成功するとバトルはその場で終了討伐すことができず終わりとなる。失敗すると討伐し終了となる。
ルーク『さてこの扉の先に赤竜いるフィア補助支援と開幕白竜のブレス頼む』
フィア『あいよー3人とも前衛よろしく私が死んだら全滅確定ぞくれぐれも頼むよぉ!!』
補助支援
物攻・魔攻up物防・魔防up素早さupクリティカル率up炎属性耐性up自己再生
フィア『よし、準備完了』
扉を開きポジションに各自つくと同時に開幕白竜のブレス攻撃を放つこの攻撃はモンスターの残りHP5%を削り命中率をダウンさせるリキャストが360秒と長い
フィア『やろうどもやっておしまい』
ルーク『なんかすぐ爆発死しそうないいまわしだなぁ』
正面にエリン左右に別れ突貫をするルークとボズゥ開幕ブレスでタゲがこちらに向くので2人の接近攻撃叩き込むタゲが向いている間はガーディアンのエリンが私に放たれる攻撃をすべて受けきる。
フィア『さすがエリン固さ特化のガーディアン赤竜の攻撃10発でやっとHPバー半分かぁ』
エリン『感心してないで回復くださいぃぃぃぃぃ』
フィア『おkおk』
白竜のホウリーヒールにより防御特化HPも高いエリンの半分まで減らされていたHPが全回復になるさすが白竜といったところかな…
テイマーは攻撃魔法と支援魔法と微力の回復魔法ぶっちゃけ回復魔法はテイマーは得意ではなく賢者と比べるとその差は日本でいう北海道と沖縄の気温の差だろう。
フィア『エリン~タゲがボズゥ爺に向いたよはよ行かないと~』
エリン『ボズゥ爺大技出しすぎですよ予定より10秒早くタゲチェンじゃないですか!!』
ボズゥ『ハッハハこれがわし火力じゃ!!』
ルーク『紙装甲なのにね3ヒットで落ちるんじゃね?』
ボス戦では攻撃しかあげてないのは、ぶっちゃけきついが盾役のエリンがボズゥ爺にふりかかる攻撃を手前で受け止める。フォローされながらもボズゥ爺の攻撃姿勢は止まらず防御や回避そんなもん知らんという感じで赤竜にダメージを与えていく。
ルーク『やはりバランス型だな』
ルークはエリンの防御力の堅さとボズゥ爺の攻撃力の高さ逆に片寄り2人の後に両方バランスよくあるナイトだと主張する。
フィア『おっとそろそろ補助かけなおさないと』
補助効果は1回かけることに120秒これは2回まで重ね掛けできる2回で補助効果時間延長、支援を切らさないようにタイマーをセットし再び補助効果をかけていく。
タゲが入れ替わり補助・回復・攻撃をしつつ10分やっと赤竜のHPバーが1割まで削りきったところでテイマーのキャプチャーを使えるようになる。
ルーク『フィアそろそろキャプチャー試してはどうだい?』
フィア『そうだねぇキャプチャー』
3人『おっ!』
フィア『おや…これは』
赤竜の猛攻がピタリとなくなりおとなしくなる成功のようだ。
「やったあああああああああああああああ」
成功するとは思っておらずまさかの成功で歓喜のあまり声をあげると
バタンッ!!
「うるさい!!何時だと思ってんの??静かにしてっ!!」
扉を勢いよく開けられ不機嫌そうな顔をした妹の佳奈に私は怒鳴られる注意される
「ごめっへ」
「へっ!?なにこれ!!」
謝ろうとした瞬間突如とし光輝き床に円陣のなものがうかびあがる。
突然のことにお互いテンパる中、画面の皆の反応も妙なものだった。
ルーク『なんか光輝いて円陣みたいなのうかんでるんだが』
ボズゥ『なんだこれそっちもか!?』
エリン『私のところも似た現象が!?』
こちらと同じ事が3人のところでもおこっている!?
光輝く円陣が一層強くなり目を閉じた瞬間
「成功だ!!」
成功という言葉を耳にしたとき周りからたくさんの人の歓喜の声が耳に届き即座にその声が戸惑いの声に変わるおそるおそる目を開け目に飛び込んできたのはさっきまでいたはずの私室ではなく石造りの広い部屋、こちらを見て困惑しているファンタジーものでよく見る鎧を着た騎士らしき男達や黒いローブを着た魔法使いのような人達だった。
呼ばれたこっちが困惑するのはわかるけど、そちらが困惑するってどういう意味だ!
「なっんなよ!!」
私の背後から佳奈の動揺したような口調が聞こえ振り向くと私はさらに困惑した。
なぜかそこには、夜着を着た佳奈の横に3人ゲームアバター似の姿で『ルーク』『ボズゥ』『エリン』がいたからだ。
互いに顔を向けあい呆然とする誰一人状況ができていない。誰か説明求む!!
読んでくださりありがとうございます。アドバイスなどもらえるとうれしいです!!