転生
「お・・・き・・・」
「おき・・・てく・・・れ・」
「起きてくれんかのぉ」
美「うう・・・ん」
和「ん・・・」
「まだおきないのかのぉ」
美「ん・・ここは」
「起きたかかの?ホッホッホッ」
美「だれ?あっ!和也起きて! 」
和「ん? あれここどこだ?」
周り一帯真っ白な大きな空間が広がっている
なんとか起きあがって観察する
「目が覚めたかの?」
目の前に白い衣服を纏った髭の長いじいさまみたいな人が立っているのに気が付いた
美「あなたは一体?ここは何処ですか?」
和「あいつに巻き込まれてから記憶がないんだが」
「そう慌てなさんな 時間ならたっぷりあるでのぉ」
美・和は目の前の人物を警戒しながら話をどう聞きだそうかと思案していた。
「まぁゆっくり寛ぎながら話そうかのぉ」
そう言うとその人物が手を振ると
テーブルとソファがでてきて
美・和「!!!」
「こちらに座ってみてはどうかの?フォッフォッ」
二人は驚くもこれは所謂神様っぽいのだがまだ確信は取れてない
警戒しつつもソファに座る二人
「飲み物は何にするかの?」
美・和「・・・・・・・」
「アップルティにしとくかの」
そう言うと目の前にアップルティの入ったカップが出てきた
「さて自己紹介でもしようかの 儂はいわゆる神様と言う物じゃ」
美「神様なのね・・・」
和「これは転生フラグなのか?・・・・」
和也も転生ものが好きな中二病的なものが好きだ
よく二人でその話題で話が盛り上がった事もある
神「二人は美琴さんと和也さんじゃね?」
美・和「はい」
神「二人には悪い事をしたと前もって言っておく
二人は召喚に巻き込まれて死亡しておるのじゃ」
美・和「え?死んだ??」
神「そうじゃ本来一人しか通らぬ所を無理に通ろうとして許容範囲を超えてしまってのぉ
パンクしそうになって二人が弾き飛ばされたのじゃ
本来死ぬはずがなかったのじゃが」
美「じゃ私たちは天国にいくのですか?」
和「転生出来ないのか?」
神「そう焦る出ない こっちが悪い事をしてしもうたのじゃ
二人には転生して貰おうと思っておる」
美・和「やったあああああああああああああ!!!!!!!!!」
神「フォッフォッ」
和「チートは貰えますか?w」
神「チートと言うのは今流行りのやつかのぉ?」
和「そうです小説とかに出てくる流行りの奴です!」
神「そうさのぉ今回はこちらに非があるからのぉ 死ぬはずもなかったし
好きな特典をつけてやろうかのぉ~」
どういう特典にしてもらおうかとわくわくしながら二人で話していると
神「時間はたっぷりあるでの この本でも見て考えるのもいいかもの~」
するとテーブルにドサッ!と分厚い辞典みたいなものが二冊落ちてきた
二人で一冊ずつ受け取り中を見てみると
ぎっしり色々書かれていた
美「あの時間はあるとおっしゃいましたが質問はしていいのですか?」
神「よいよい 言葉使いも丁寧じゃなくてもよいのじゃよ」
美「そう・・・そうなんだ じゃ普通に話すねw」
和「美琴どれにする?」
美「私もし転生したらこう言うのがいいって考えてたからおおかた決まってるんだけどねw」
和「そうなのか?俺どうしようかな」
美「あの使い魔転生とか出来る?」
神「使い魔じゃと? 普通に転生じゃなくて良いのかの?」
美「私使い魔とか憧れてたんですw」
和「使い魔とかになるなら俺もそうしようかな 二人一緒にって出来るのかな?」
神「お安い御用じゃ」
そう言いながら長い髭を触っている神様
美「転生先は魔法がある世界でお願いして
容姿を美少女とかに出来る?w」
和「俺も美少年がいいぞw」
神「出来るぞい」
神「他に要望とかあるかの?」
美「神様と同じスペックってできる!?」
神「まぁ威力は落ちるが出来ん事もないのぉ~」
美・和「やったあああ! 神様スペック!」
美「もちろん不老不死・全属性・種族とかも行けるよね?」
和「神様スペックなら本いらなかったなw」
神「出来るのぉ でもあんまり力を振り回さぬようにな
世界が耐えられなくなると大変じゃからのぉ」
美「いろんな世界行きたいのでそれなりにお願いしたいの」
神「わかった あとは種族かの?」
美「龍人になりたい!」
和「美琴すげーな 俺もそれがいい気がしてきたが・・・・でも」
和(美琴はどんどん欲望の赴くまま遠慮無しに発言しいっているが、大丈夫なのか?)
神「聞こえておる 大丈夫じゃ 今回は特別じゃぞ フォッフォッ」
和「( ̄_ ̄ i)タラー」
神「では二人の肉体をまず作るかのぉ~」
そう言って神様は立ち上がり 手を一振りすると
銀髪で、サファイア色の瞳真っ白な肌で、ほんのりピンクにそまった頬、うっすらとバラ色の唇
少し幼い12~13歳の女性の肉体が出てきた
もう一回じゃ
すると次は
黒髪、少し小麦色にそまった肌、引き締まった肉体、金色の瞳
これも少し幼い12~13歳の男の肉体が出てきた
神「どうかの?わしにはこれ位が二人の要望通りの物じゃと思うのじゃが」
美・和「おおおおおおおお」
あまりにもの要望通りの肉体に二人は感極まってしまっている
神「次は二人には 能力と魔力と神力じゃのぉ」
そういうと手を一振りする
美「なんか力が沸いてきた気がする」
和「ぽかぽかするしてきたな」
神「感じて来たかのぉ?ほれついでじゃ知識も授けておくかの」
そう言うと額をトン!と叩くと
美・和「いてててててて! 痛い! ナニコレ!」
地面で転げまわっている二人
神「フォッフォッフォッ~」