原点、根源、その末路。
『奇跡』を、その手に手繰り寄せようと思った。
そうしたら、自分のやりたい事、なんだってできる。運命を自分の物にして、やりたい放題。……まぁ、常識の範囲内でね。
そんな"願い"があった。誰だって抱える、在り来りな願い。
誰にも知られていない事がある。
それは、我々の体内には『何か』があるという事。
私だって知ったのは最近だ。それに名なんて付いてないし、可視化だって出来ない。
驚いた。別に研究者でも何でも無かったのに、何かがおかしいと思って、ちょっと興味が湧いて、……少し研究したらすぐに解った。
私はそれを██と名ずけ、日々、体の異変が無いかを確かめた。
誰でもない、私が第一発見者だからね。
そして私は、仕事を辞めてそれの研究に没頭した。限界まで血液を採取し、寝る間を惜しんで変化を書き留めた。
未来とか、金とかどうだって良い。
ただ、それに、私は見惚れていた。
最初は、自分一人で研究を行っていた。何となく、知られてはならない物だと思ったから。
だが、私の手では限界があった。当たり前だ、私は天才でも医師でも、というか医療関係ですらない、ただのサラリーマンだったから。
だから、仲間を、旧人を一人呼んだ。そいつは賢くて優秀だったから、絶対に役に立つと思った。
そいつは良い奴だった。俺がこんな『体内に変なものが!!』とかあやしい事を言っても、彼はそれを否定せず信じ込み、誘いに乗っかって一緒に研究をしてくれた。
予想通りだった。
冗談だなんて、思ってないよ。
ほんとか?
うん。僕も、それが気になるし。
それに、君は。
研究は、回数を重ねるごとに判っていき、実験を繰り返す事で新たな事実が判明した。
我々の中にあるそれ、魔素は、一定数消費する事で『奇跡』を起こせたのだ。
その種類は様々だ。
100mが2秒で走れたり、相手を洗脳させたり、目からビームが出たりなんかもした。ちょっと痛かったけど。
言葉通り、奇跡だった。
空想世界でしか起こりえない、例えるなら『魔法』だったり、『超能力』だったり。それが、現実で使えた。
私は驚いた。旧人も歓喜した。非現実的な物を、現実に移したその奇跡に、私達は魅了された。
その力を、奇跡更に強めようと、誰からも見えない所で日々研究を重ねた。
私が、私達だけが知っている事。
秘密、秘密にしておこう。
ね、この力で、……知らずに世界を、。、そうなんだ。
ふふ。
そうだ。
なぁ、……
本当に?
出来るはずだ。出来なかったとしても、またやれば良い。
でも、それは……、
……
例えるなら、█だ。
█になろうとした。
その全てをこの手にして、まあ、なんだ。
█████に。綺麗に言うなら、そうだった。
だってそしたら、この停滞した世界を進めることができるから。
周りのバカ…………脳天気な人達は、この現状に気付いて無いから。
いずれまた、戦争だかなんだか、世界が衝突する前に……私は、何としてでも成しえなければならない。
友人は止めた。この力は危険だと。
私は言った。
「そうかもしれない。……まぁ、その時は」
「、私が責任を負うよ」
「……、こんなクソッタレな『祈り』、肯定されていい物じゃないからね」
『奇跡』よ、おこれ、熾れ、起これ、
怒れ。
……
失敗した。
は、
だめだ、だめだ。
隠せ、隠せ。
無かった事に。やり直せ、やり直せ。
どうする、どうする。
私達は、わたしは、
……
そうだ。
いっその事。
それを、無理やり、失敗したまま起こせば良い。
世界中にばらまいて、異変を、大量に。
そうしたら
そうしたら、
『奇跡』なんてバカみたいな物よりも上の
神秘が、起こりうるかもしれない。
※このエピソードは、連載中の物語『無題/日記』が完結及び他小説がある程度更新されてから開始いたします。それまで暫しお待ちを。
とある古代人の日記。……年。
それは遠くの……で発見され、現在は……に保管されている。
……以外の人物に見せてはならない。……、……
……
※この小説は連載中の作品『無題/日記』の連載が完結した後及びその後の小説がある程度進んだら連載開始致します。それまで暫しお待ちを。




