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プロローグ
僕はマロ「ケットシー」だ。マロって言うのは、赤ちゃんの頃から育ててくれたドラゴンのオマクロードが付けてくれた名前なんだ。オマクロードは優しくて強い赤いドラゴンなんだよ。森の中でずっと一緒に暮らしてるんだ。だけど、一週間前、オマクロードが突然消えたんだ。僕は不安になった。だってしょうがないじゃないか、まだ生後八ケ月、まだ子供だぞ。でも、いつまでも不安がってる余裕はない、何故ならこの森は「死の森」と呼ばれるほど危険なんだ。そんな森に猫一匹それも子猫、生きていける訳がない、だから、僕は森の外に出ることにした。
こうしてマロによるマロのための大冒険が始まるのであった。頑張れマロ。