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逆トイレトレーニング時代

西暦9XXX年。この時代では人類は紙オムツを履いていることが当たり前の時代になった。

オムツにおしっこをするのが当たり前の時代なので、(ウンチだけは臭いの問題上トイレ。)

子供の頃にするトイレトレーニングはウンチさえなんとか出来ればそれでよかったのだが、

オムツの濡れた感触や重くなったオムツが嫌な人たちもほんの少しだけいた。

そのマイノリティーの人達は独学でトイレトレーニングをしてオムツを

外していたのだった。オムツを履いていることは恥ずかしいことでもなかったし

当たり前の時代にはなっていたのだが、特にオムツを履くことが義務であるということはなかった。

そんな法律やルールはなかったので、トイレトレーニングをして

オムツが必要にならなくなった人達はオムツを付ける必要もなかった。

しかしながらそのマイノリティーを良く思わない人達もいて、

チームワークを乱すため職場や学校で逆トイレトレーニングを施されて、

またオムツが必要な身体に戻ってしまう人が何人もいたのであった…

(職場や学校でもその方針は千差万別なので、逆トイレトレーニングが

施されてこなかった子ももちろんいた。)


4月の上旬の事。私立水飛沫(みずしぶき)中学1年3組。

ここにそんな逆トイレトレーニングを実行されている人が1人いた。

その子の通っていた小学校では、オムツは付ける必要がある人だけ

付ければいいという方針で、クラスメイトや先生もマイノリティーの考えに

寛容な人ばかりだったので、特に逆トイレトレーニングをされてこなかった。

しかし中学校では違った。


中学1年生の女の子莉理(りり)はおしっこに行きたい時はトイレを利用していた。

ウンチをするときはオムツを履いている子もトイレを利用するため、

(トイレのこみ具合によってそれが出来ずオムツにウンチ垂れちゃう子もいるらしいが…)

うまく誤魔化してトイレでおしっこをするのは容易いことだった。

しかしどうしても避けられない瞬間はある。体育の時の着替えだった。

別に莉理はなんとも思わず更衣室で着替えていたのだが、璃々がオムツではなく、

ピンク色のショーツを履いていたことを友達の(ゆき)が気付いてしまう…


「ねぇ…莉理ってなんでその格好なの?なんでオムツ履いてないの?」


「えっ?だってオムツの感触なんか気持ち悪くて恥ずかしいし…」


「えー?聞き捨てならないよ、それは。オムツの感触は気持ち悪くなんかないし、

恥ずかしいことでもないよ!ほら…周りみんなオムツじゃん!

むしろ、オムツ履いていないの莉理だけじゃない?」


「えっ?そう…なの…?」


「うん。みんなオムツ履いてるのに履かないのはダメだよ。」


「んー。わかった…」


莉理は渋々返事をして、次の日から紙オムツを履くことにした。


しかし、なんだかんだ莉理はオムツにおしっこを漏らすのが嫌だったので

オムツを履いてもトイレに行っておしっこをしていた。

みんなオムツにおしっこしたらオムツ交換ルームというでっかい教室に行くのだが、

(1クラス1教室、男女別。)

交換ルームで莉理の姿を一度も見かけたことがないことに、

友達の雪が気付いてしまった。なんでも人づてに聞いて真偽を確かめていたらしい…



ある時、トイレから教室に戻ってきた莉理に雪が言う。


「ねぇ…莉理ってさ、オムツ履いてくるようになったけど、

オムツにおしっこしたことあるの?ひょっとしてトイレでおしっこしてるんじゃない?」


「え?んと…ちゃんとオムツにしてる…よ。」


莉理は気まずそうに雪と目を合わせずにいった。


「嘘だ!クラスの女の子に聞いたら、オムツ交換ルームで莉理の姿を見つけた人

1人もいないって言ってたよ。私だって見たことないし!誰かかれかはいること多いから

被ること結構あるのにそれが一度もないのはおかしいよ!」


「い、いや…してるってば。」


「んーダメ。信用ならない!もうしょうがないから

私が莉理に逆トイレトレーニングしてあげる!」


「逆トイレトレーニング?」


私は雪の言葉に唖然としていた…


「トイレトレーニングして莉理みたいにオムツにおしっこしなくなった子に

無理やりオムツにおしっこさせるようにしたりして、オムツなしではダメな身体に

することだよ。」


「えっ?ダメ!無理!そんなのヤダヤダっ!絶対ダメ!」


「いいから聞いて!これも莉理のためを思ってなんだよ?

みんながオムツにおしっこしてるのに、莉理だけオムツにおしっこしない。

これはちょっとおかしいじゃん。それにだよ?外先では必ずしもトイレがあるとも

限らないんだよ?そんな時オムツにおしっこする習慣がなかったら、

きっと限界まで我慢してるから体に悪いし、もし我慢できなくなった時

オムツから漏れて、オムツ以外のモノもおしっこで汚しちゃうんだよ?」


雪の強い語調のせいかわからないが、雪の言葉に妙に納得してしまう私…


「そう…なの…かな?」


「そうだよ!だからさ…莉理、今日私の家においでよ!

逆トイレトレーニングしようよ!学校だとやりにくいしする時間もないだろうし。

逆トイレトレーニングがちゃんと出来てないとオムツから

おしっこ漏れちゃうかもしれないし、リスクがあるからね。

学校ではオムツにおしっこすることに体が慣れてきてからじゃないと怖いから。

一応保健室とかで逆トイレトレーニングプログラムも受けられるけど、

莉理は先生にやられるのと私とどっちがいい?」


「んーそれなら雪の方が…先生は恥ずかし過ぎるよぉ…」


「わかった。じゃあ私の家に今日、来てよ!」


「んー雪がそこまで言うなら…わかった…よ。恥ずかしいけど…」


雪の言葉に押されてしまいついつい私はそれに従ってしまった…


「よーし、じゃあ逆トイレトレーニング頑張ろうねー!」


そういった雪の言葉は少し嬉しそうだったのは気のせいだろうか?



その日、雪の部屋に私はオムツを持ってお邪魔させてもらっていた。

雪の部屋に入ると、あたり一面に可愛らしい紙オムツがいっぱいある。


「雪ってオムツ集めるの好きなの?」


「うん、だって可愛いじゃん。ほら。色合いとかもいいし、動物のキャラクターも

プリントされていたりして、なんか色々気になっちゃうから。それにね、

莉理はオムツの感触が前気持ち悪いっていってたけど、オムツの感触だって

使うオムツの種類によって変わったりするんだよ。だから色々試してみたいじゃん。」


「そ、そうなんだ…」


雪の言葉に押されはするが、あまり納得は出来ない私。

そんな時であった。


「じょわじょわじょわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

ぶしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


雪の近くにいた私は今おしっこが勢いよく流れる音を聞いた気がした…


「雪…今の音って…」


「あーおしっこオムツに漏らしちゃったみたい。えへへ。

莉理みたいにトイトレしてないからいつの間にかおしっこ出ちゃってるんだ。

出たあとはオムツが濡れて感触が違うからすぐわかるし、すぐ交換しにいけるんだけどね。

でもある意味我慢が出来ないからちゃんとオムツ交換さえしっかりやれば

オムツからおしっこ漏れることはないし安心だよ?」


これから逆トイレトレーニングをする私を気遣ってなのかはわからないが、

雪は私にそんな言葉をかけてくれた。


「そ、そうなんだ…」


「あっ、そうだ。せっかくだからさ、莉理が私のオムツ交換してよ。前からずっと

オムツ交換して欲しいなぁって思ってたんだけどさ、結構みんな淡々と自分の

オムツ交換してるから1人で変えるしかなくて。それに莉理も一度おしっこした

オムツがどんなモノか確かめてみるのもいいんじゃないかなって思って。」


「えっ…でも…私…そういうのやったことないし…」


「大丈夫大丈夫、私の言う通りにすればいいだけだから。」


「う、うん。」


そういうと雪はオムツ交換に使うであろうモノを出して、ベッドに寝転がった。


「はい、じゃあまずそこにある新しい紙オムツを取って。」


「うん。」


取った紙オムツは動物のキャラクターがプリントされていた。


「じゃあその紙オムツを広げて、あとは足回りの部分にギャザーっていうのが

あるんだけどそれを立てて。」


「どこ?どこ?」


「ここ。」


雪がオムツのどの部分がギャザーなのかを示してくれた。


「ここなんだ。あ、立てられるようになっているんだね。」


「じゃあ次はその広げた紙オムツを私のお尻の下に敷いて。

ちょっと私の体浮かせてね。」


「こ、こんな感じ?」


私は雪の言う通りに、雪のお尻を少し浮かせてその下に新しい紙オムツを

滑りこませた。


「そうそう。じゃあ次は私のズボン脱がせて。」


「えー。なんか友達のズボン脱がせるとかこっちが恥ずかしくなるよぉ…」


「いいからいいから。」


「むぅ…」


渋々、私は雪に従う。雪のズボンを脱がせると、膨らんだオムツが視界に入る。

オムツの感触を私が確かめると雪は少しくすぐったそうな表情をしていた。

オムツは少しゴワゴワしているけどおしっこしたのがはっきりわかるくらい

パンパンでたぷたぷしている感じがした…


「OK。あ、莉理が今触ってた部分なんだけどさ、オムツに緑色の2本線があるでしょ?」


「あ、あるね。緑色の。」


「ちなみにさっき莉理が広げた新しい紙オムツはこの部分が黄色くなっているんだよ。

なんで違うか分かる?」


「んーあのオムツはおんなじオムツだよねー。違いはおしっこしたかしてないかの違い?」


「そう。おしっこしたらこの線が黄色から緑色になるんだ。

だからおしっこしたことがすぐわかっちゃうんだ。便利でしょ?」


「へぇーそうなんだー。」


私は小学校2年生以降はオムツにおしっこを漏らした記憶がないので、

もうオムツのことなど全然わかっていないのだ。


「じゃあ次は私がおしっこしちゃったオムツのテープを外して。

テープは両サイドにあるから。」


「んーと、あ、ここか。じゃあオムツ外すね。」


「うん。」


私は雪が履いているオムツの両側にあるテープをベリッと剥がして、オムツを外した。


外したオムツの中身を見てみると、ムワッとした甘さとツンとしたアンモニア臭が広がる。

おしっこしたオムツの中身をまじまじと見ることなんて初めてだ。しかも友達のなんて。

また、オムツの中身は濃いめの黄色いおしっこ色になっていた。

おしっこの量はそれなりに多い気がする。それでもオムツはしっかりと雪の

おしっこを全て吸収して、漏らすことなく受け止めていた。


「莉理、おしっこオムツ見過ぎだよー。あ、莉理もひょっとして

オムツ交換して欲しくなった?」


「ち、違うよ!そんなんじゃないよ!」


「本当にぃ?」


雪が笑いながら言ってくる。本音を言うと雪のおしっこしたオムツを見て、

私もあんな風にオムツにおしっこして、オムツを交換されたいって気持ちが

少しだけあったのは事実。でもやっぱり恥ずかしさの感情の方が勝つ気がする…


「この後はどうすればいいの?」


「お股の部分をしっかりとお尻拭きで拭いて。おしっこで汚れてるから。

あとはかぶれることを防ぐためにそれが終わったらベビーパウダーを

お股の部分に塗って欲しいな。ベビーパウダーは本当に薄く軽くでいいからね。」


「ん。了解。」


私は雪のお股の部分をしっかりと拭いてあげた。雪の言った通り

おしっこの汚れがついていた。そしてべビーパウダーを付けてあげた。


「このあとどうするの?」


「このあとはね…」


雪がそう言おうとした時だった…


「しょろしょろぉ……しょわぁぁぁぁぁぁ……ちょろちょろちょろぉぉぉぉっ…

しょろしょろ…じょろじょろ…じょわわわわわわわわっー!!!!

しゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


私は呆気にとられていた。雪はまたおしっこを漏らしていた。新しく下に敷いたオムツは

おしっこで汚れ、おしっこはそこから少し漏れ出てベッドを侵食して汚していった…


「ちょっ、ちょっと、雪!何やってんの!、ばかっ!」


「ごめーん。またおしっこ漏らしちゃった。さっきおしっこ出し切ってなかったのかな?

あと下半身裸になっちゃったから無意識におしっこしたくなったのかも。えへへ。

だっておしっこしたいタイミングわかんないんだもん。気が付くとおしっこでちゃってる。

ウンチはトイレでするからちゃんとわかるんだけどね…」


「はぁ…こういうことが起きるならやっぱりオムツ必要なくない?

面倒だし結局ベッド汚してるし…」


「必要だから!必要じゃなきゃみんな使ってないし!」


「みんなは必要でも、私には必要ないかな。」


「そういうとこだよ!莉理のそういうとこ良くないよ!みんなオムツ履いて

おしっこしてるんだからそれに合わせればいいじゃん!なんで自分だけ違いますー的な

感じを出してるのさ!」


「いや、単に恥ずかしいし、昔からオムツは使ってなかったし…」


「それでも!郷に入っては郷に従え、だよ。みんなオムツ履いておしっこしてるんだから

それに合わせなきゃ、ね?」


「えー。」


「えーじゃないの!まぁ、とりあえずもう1回お股の部分拭いて新しい紙オムツ

履かせてくれる?あ、ベッドの汚れはあとでやるからいいよ。

あとベビーパウダーももう付けなくていいよ。」


「またやるのぉ?」


「莉理~。お願い~。」


「は~。しょうがないなぁ…またおしっこしたりしないでよ?」


「えへへ、それはわかんな~い。だっておしっこのタイミングなんて

わかんないもん!」


「またおしっこしたら帰るからね?」


「え~?ん~、わかったよぉ…さすがに短時間に3度目はないと思う。」


私は呆れながら、下に敷いてあった雪のオムツを取り外す。さっきほどではないが

薄く黄色いおしっこが全体的にオムツを汚している。

新しい紙オムツをしっかりと広げた状態で雪のお尻の下に敷き、雪のお股を拭く。


「このあとどうすればいいの?」


「新しいオムツを私に当てて。ギャザーは伸ばしたままだよ。

あと足の周りに隙間とかできないように、お腹周り緩くならないようにだけ注意して。」


「お腹周りや足周りキツくない?オムツ破けたりしないの?」


「大丈夫。こう見えても私、結構細いんだよ。」


「いや、こう見えてもじゃなくて普通に雪は細いと思うけど…」


「嫌味か!莉理はもっと細いじゃん。」


「そうだけどさぁ…雪も十分細いでしょ!」


「まぁね。じゃあとりあえずやってみて!」


「うん!」


私は足回りに隙間が出来ないように、お腹周りが緩くならないように注意しつつ

雪のお腹にオムツを当てた。そして両サイドを広げる。


「あとはテープ止めれば大丈夫?キツかったり緩かったりしない?」


「うん。大丈夫だよー。」


「じゃあテープ止めるね。」


そういって雪に履かせたオムツの両サイドになるマジックテープを止める。


「あとは内側のギャザーが立っているかだけ確認して。細かい微調整はさすがに

自分でやるから。」


「うん。ギャザー立ってるよ。大丈夫。」


「よーし。じゃあこれでオムツ交換終了だねー。お疲れさま。どうだった?」


「ん~。なんか変な感じだよ。友達のオムツ交換するとか。」


「あはは、そうだよね。私もちょっと変な感じ。でも少しオムツの感触とか

こんな仕組みになっているんだってわかった?」


「うん。なんとなくは。」


「よし。じゃあ今度は莉理の番だね。」


「うぅ…本当にやるの?」


「当たり前じゃん。じゃあまず準備段階として利尿作用がある飲み物用意しといたから。

いっぱい飲んでみて。」


「飲んでみてって言われてもねぇ…」


「じゃあ無理やり飲め!」


「っ…」


私は雪に無理やり、アイスレモンティーを飲まされた。


「ちょっと!何するのさ!ばかっ!」


「莉理が飲むのを渋るから…」


「別に渋ってはいないって。もう。無理やりはビックリするからやめてよ。」


「ごめんごめん。まぁ、あとは好きに飲み物とって。あまりにも飲む気配なかったら

飲ませるからね?」


「わかったよ。適度に飲みます。」


「それでよろしい。あとは…おしっこしたくなったら我慢せずにちゃんとすることね。

おしっこがした事わかりやすいようにオムツ一丁にしようか。」


「えっ?寒いからやだよ…」


「寒くなった方がしやすいでしょ?風邪は引かないように

私がガードして温めてあげるから、それでどう?」


「そのガード意味あるの?」


「意味はあるでしょ!私体温高いから、少しは温かくなるよ。」


「それ気持ち悪い…」


「つべこべ言わない!ってことで今度は私が莉理のズボン脱がせてあげるね。」


「ち、ちょっとぉっ!」


雪が私のズボンを強引に脱がせてきた。私は下半身オムツ一丁の姿になってしまう。

あぁ…恥ずかしくて嫌だ…本当に慣れない…


「うぅ…本当嫌なんだけど…」


「え~。莉理可愛いしオムツ似合うし恥ずかしがる必要全くないと思うんだけどなぁ~。

どうでもいいけど莉理はパンツタイプの紙オムツ使ってるんだね。」


「え?」


パンツタイプ?そういやさっき雪が履いていたオムツはテープタイプって

書いてあったような…


「テープタイプとパンツタイプが紙オムツにはあるんだよ。別にパンツタイプでも

いいんだけど逆トイレトレーニングするんなら、テープタイプの方がいいんじゃないかな

ってのが私の意見。テープタイプだと寝たままの状態のオムツ交換が楽だし、

これにこの尿取りパッドを併用すればテープまで汚さなければ何度も

オムツ交換することなくパッドだけ替えればいいから便利だよ。」


「尿取りパッド?何それ?」


「オムツの中に入れて使える詰め物みたいなものだよ。逆トイレトレーニングだと

普通にやればオムツ何回も使うと思うからパッドだけ交換する方が

コスト的に結構いいんだよ。っていっても私の家ならパッドつけなくても大丈夫だけど。

いっぱいオムツあるし。どうする?」


「ん~。別にいいかな~。」


なんかオムツの中に詰め物入れるんならかさばって動きずらそう…


「1度体験してみるのもいいと思うけどな~。まぁ、今じゃなくても出来るし

それは帰ってからでも大丈夫だから今はとりあえず逆トイレトレーニングしなきゃね。」


「飲み物飲む以外にどうすればいいの?」


「おしっこしたくなったらまずは我慢せずにしっかり出すこと。それだけでいいよ。

あとおしっこするときは無駄に力とか入れたりしちゃダメだよ。あくまで自然体で。

これを繰り返している内に、そのうち脳が自然とおしっこしたくなったら

我慢せずに勝手に出す信号を出すから。」


「何それ怖い…」


「あはは。最初は怖いかもしれないけど…でもみんな同じ感じだからね。

みんな勝手に無意識でおしっこしたくなったらおしっこをしてるから。

だから尿意はみんなわかってないよ。心配することないよ。だってオムツがあるじゃん!」


「そうだけどさぁ…」


「つべこべ言わない。じゃあとりあえずスタートね。ちゃんと見張ってるから

怪しい動きしたらすぐわかるからね。」


「むぅ…わかりましたよぉ…」


しょうがないから雪に従う。



途中水分も結構飲んだせいか、だんだん尿意を感じてくるようになった。


「雪…私…おしっこしたくなった…かも?」


「本当?じゃあとりあえず力とか入れずにそのまま自然体で出すことだけ心がけてて。」


「うん。」


自然体…自然体…自然体…自然体…自然体…


思っていてもおしっこを出すことが出来ない…


「おしっこ出ない…出来ない…よ。」


「大丈夫。最初からそんなうまくいかないよ。最初は恥ずかしさもあるだろうし

それにまだ脳の仕組みは勝手におしっこを出す信号じゃないから。

でもその内段々と慣れてくるよ。焦らない、焦らない。」


「うん。」


そうして雪と話しながら5分くらいたったあとだった。

ちょっと飲み物を飲み過ぎたせいか、背筋が寒くなって震えたその時…


「あっ…」


「ショロ……ショワァァァァァ……チョロチョロチョロォォォ…

ジョロジョロジョロ、ショワショワショワァツッッッ…

ジャァァァァァァァァァァァッァァァァァァァァァァァッ!!!」


私の体から溜めていたおしっこが発射されて、オムツがそれを吸収していった…

オムツはおしっこのシミが出発点からじわっと広がり、もこもこに膨らんでいった…


「お~。莉理よくおしっこ出来たね~。いいこいいこ~。これを継続していけば

自然とオムツが手放せない体になって、おしっこしたいって感覚がわからなくなるから。

焦らなくても大丈夫。じゃあおしっこしちゃったからオムツ交換しよ?

今度は私が莉理のオムツ交換してあげるね。莉理オムツ交換して欲しかったんだもんね!」


雪がニヤニヤ笑いながら、私に声を掛けてくる…


「そんなこと思ってないから!(少しだけ思っていたけど…)」


私は顔を真っ赤にして反論した。


「あはは。でも表情はオムツ交換して欲しいです、って感じの顔になってるよ?

莉理甘えるときって大体この表情だし…そんな強がらなくてもいいから素直に

甘えればいいのに…」


「うるさいなぁ!違うってば!」


「はいはい。全く…じゃあオムツ交換するよ~。」


「別に自分でも交換するし…」


「却下。逆トイレトレーニングするんならオムツ交換された方が

莉理に関してはモチベーション上がりそうな気がするから…」


「上がらないから!」


「またまたぁ~。」


はぁ…雪といると面倒くさい。普段は頼りになるしいい友達なんだけど

ことオムツの件についてだけは別だ。


「はいはい。もういいから。わかったよ。じゃあさっさとオムツ替えて?

ぐじゅぐじゅして気持ち悪いし…」


「は~い。」


雪が私をベッドに寝かせた。私も自分でオムツをチェックするが、

オムツはパンパンに膨らんでいておしっこのサインも変わっている。


「そうそう。パンツタイプならここのサイドステッチってとこを破けば

簡単に取り外しできるんだよ。テープと違って付け直し出来ないのが不便ではあるけどね。

パッドを入れるときはそこらへんの付け直しがしやすいのがテープのいいとこかな。

その分テープだとずれやすかったりするんだけどね…」


「そうなんだ…」


ぶっちゃけ私的にはどうでもいいんだけど…


その後、雪が私のオムツのサイドステッチ(?)っていう場所を破って、オムツを外した。

オムツは薄く黄色いおしっこで、仄かに甘いおしっこの臭いが立ち込める…


「うわぁ。なんか莉理がオムツにおしっこしてるのって新鮮。こんな感じなんだね~。

今まで見たことなかったし…」


「恥ずかしいからあんまり見ないでよぉ…」


「そういわれると見たくなるよね。」


「雪の意地悪…うぅ…」


「あはは。じゃあ続きをするね。」


それからお股を拭きふきして、新しい紙オムツを履かせてくれた。

これでオムツ交換は終了。やっと解放された感じがする…


「どうだった?」


「ただただ恥ずかしかった…」


「気持ちよかったでしょ?」


「別に…」


「うっそだぁ~!気持ちよさそうな表情してたよ~。」


「してないから!」


「ふーん。また強がっちゃってぇ~。」


「強がってないし!」


「まぁいいや。とにかくこんな感じで逆トイレトレーニングするんだよ?

家帰ってもオムツ生活だよ?ちゃんとおしっこ我慢しないで自然に出すんだよ?

ちゃんと家でも逆トイレトレーニングしてるか確認したいから、

毎日その都度、オムツにおしっこ垂れたらその画像を撮って私にLineで送ってね。」


「え~。嘘でしょ~?」


「本当。じゃないと莉理は誤魔化してサボりそうな気がするからね。わかった?」


「わからない。」


「ふ~ん。じゃあ先生と保健室の先生にいって、莉理だけ逆トイレトレーニングが

完了するまで、授業よりそっち優先していいですか?って聞いてみる。」


「そ、それはダメ~。そんなことわざわざ言われるの恥ずかし過ぎるし、

もし許可されたら困る~。」


「じゃあわかってるよね?」


「はぁ…もう。わかったよぉ。やればいいんでしょ!」


「うん。楽しみに待ってるね。」


「なんだか雪、楽しんでない?」


「真剣だけど。真剣だけど楽しいよ。だって莉理は可愛いんだから、

オムツ似合うし、莉理がオムツにおしっこ漏らしているとこ見てると

なんかお世話してあげたい気分になる。」


「どういう気分ですか。」


「あはは。まぁちゃんとやってよ。」


「わかったよ。」


「プシャァァァッ!シャァァァッ、ジョボジョボジョボォォォォォォッ!!!

プジャアァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!

シャァァァァツ!シャァァァ、ピシャァァァッ!プシャァァァ!!!!

ジョォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!」


突然、目の前で聞こえてきたおしっこの音…


「ごめん。またおしっこ漏らしちゃったみたい。」


「も~。雪またなの~?」


「ごめんごめん。今度は自分で交換するからいいよ。」


「そうだね。自分でやってね。」


自力でオムツ交換している雪の姿を通して、私はあるビジョンを見ていた。

それは、私がもし家で逆トイレトレーニングとやらをして

自分でオムツ交換をするとなった時どう思うかということだった。


(雪にオムツ交換して欲しい…1人じゃやだ…)


なんとなくそんなことが浮かんだ。いやいや、何を言ってるんだ。

私。そんなこと、有り得ないでしょ!


「どうしたの?莉理?」


「な、なんでもないよ。」


「ふぅん…」


そういって雪が私に近づく。


「莉理は寂しい?私に甘えたい?」


「え?」


「なんでもないよ。」


この雪の言葉は家に帰ってから、私の頭の中でずっと引っかかっていた…


その日、雪の家の中では利尿作用がある飲料水を飲んで、

明らかにおしっこしたくなってはいるのに、私はなかなかおしっこを出せずにいた。


「うっ…くっ…」


「ダメだよ、莉理。力入れないの。」


「でも…なんかおしっこしたいのに出せなくて、気持ち悪くて…」


「それでも待つの。焦らないの。体に余分な力が入っているとダメだから。

心を落ち着けて自然体で無になればいいの。オムツにおしっこを漏らすことは

恥ずかしいことじゃないし、自然の摂理だって考えるの。当然だって思うの。

オムツにおしっこしても大丈夫って信じるの。そうすればちゃんと出来るようになるから。」


「うん。」


(あれ?私…なんか雪に毒されてる?)


いや、これは仕方なく…仕方なくなんだよ…別に私が好きでやってるわけじゃ…


(雪におしっこしたオムツ交換してもらいたい…)


「あっ…」


「ショロ……ショワァァァァァ……チョロチョロチョロォォォ…

ジョロジョロジョロ、ショワショワショワァツッッッ…

ジャァァァァァァァァァァァッァァァァァァァァァァァッ!!!」


私は気が付いたらオムツをおしっこで汚してしまっていた。

オムツに広がるおしっこの跡。膨らんでたぷたぷになっていくオムツ。

あんなに嫌で拒絶していたことだったのに、いつの間にか私にはそれが

少しずつ愛おしいものになってきている感覚があった…


「雪ちゃん…おしっこ…でちゃった…」


「よしよし。いっぱいおしっこだしちゃったね~。オムツ交換しよっか?」


「うん。」


「莉理、ごろーんして。」


「うん。」


私はベッドに横になった。雪ちゃんが私のオムツのサイドを破いて

オムツを外してくれる。雪ちゃんが私の汚れたお股を丁寧に拭いてくれる。

雪ちゃんがそして新しい紙オムツを私に当ててくれる。

2度目のオムツ交換の感覚は1回目よりはるかに気持ちよかった。

そう、気持ちよすぎた…気持ちよすぎたのだ…


「ビジャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!

ドバドバドバドバァァァーーーーーーーー!!!!!!

ジャァァァァァァァァァァァッァァァァァァァァァァァッ!!!」


新しく敷いて履かせてくれようとしたオムツに

私はおしっこを無意識に漏らしてしまっていた…

黄色かったオムツのおしっこサインは瞬く間に緑色に変わり、

オムツ全体にじわーっとした水たまりが広がっていった…

オムツは風船が膨らむように面積を増している…

おしっこの量は多かったが吸収できるレベルだと思った。

しかし今はオムツ交換の途中であり、ちゃんとオムツが

しっかり履かせられている状態の直前だったため、

オムツからおしっこが横漏れしてしまい、ベッドを思いっきり汚してしまった。


「ふぇ?なんでぇ?なんでおしっこ…ふぇっ…雪…ごめん…なさい…

ベッド…汚して…ふぇ…」


「よしよし、大丈夫だよ。私のベッドくらい汚してもいいよ。

そもそもさっきの私のおしっこで少し汚れてるし。

それより今のおしっこは本当に無意識で自然だったよ。

もう逆トイレトレーニングの効果が出始めてるんじゃない?

今のが続けばおしっこしたいって感覚がわからない体になってくよ。

今のは大きな一歩だね、おめでとう。」


「雪ちゃん…ふぇ…うぇ…ひぐっ…

ふえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーん!!!!!!!!!」


「ど、どうしたの?莉理?甘えたくなっちゃったの?」


「ふぇっ…私…怖くて…どうしていいかわかんなくて…

もう雪ちゃんがいないとダメかもしれない…私…ふぇっ…ひぐっ…」


「莉理…莉理はそんな身体になるのが怖いんだよね。

でも本当は寂しくて甘えたいんでしょ?大丈夫だよ、心配しないで。

みんなそんな身体だから。あと寂しくて甘えたいならママとかパパとかもいるじゃん。」


「ママとパパにこんなこと絶対言えないよ…」


「私が言ってあげようか?」


「やめて!絶対ヤダ!それだけはやめて!」


「わかった。そうだなぁ…じゃあ莉理の弟は?」


「えっ?」


「莉理、年の近い弟いるって言ってたじゃん。」


「でも弟にこんなこと…」


「莉理言ってたじゃん。弟はめっちゃ性格が良くて、優しくて人のことを

思いやることが出来る子だって…」


「そうだけど…でも…それとこれとは別…」


「別じゃないと思うよ。お姉ちゃんがこんな真剣に悩んで苦しんでるんだったら

お姉ちゃんのために出来ることは何でもすると思う。」


「でも迷惑かけて…」


「迷惑なんて思ってないはずだよ。むしろこのまま莉理が悩んで苦しんでいる姿を

見ている方が迷惑だと思うよ。莉理は嘘つくの下手だし、

隠していても感情が出ている時があるから、遅かれ早かれバレると思う…」


「そう…なの…かな?」


「うん。だからちゃんと話しなよ。弟はわかってくれると思うよ。

ごめんね。本当は私がずっと付いていてあげたいんだけど…

さすがに親も心配するし…莉理の家族の事情もあるから24時間ずっとはいられない…」


「わかった。弟に勇気出して話してみるよ。雪ちゃんは悪くないから。

ありがとね。」


「ごめんね。あ…そろそろ時間もあんまりないし、オムツ交換したら終わりかな?

じゃあオムツ交換してあげるね。」


「うん。雪ちゃん…」


「なに?」


「ありがとう。」


「ふふ。どういたしまして。」


雪ちゃんが再び私のお股を丁寧に拭き、ベビーパウダーを軽く塗ってくれた。

そしてまた新しい紙オムツを履かせてもらいオムツ交換は終了した。

その後私はズボンを履いて、家に帰る準備をする…



「じゃあまた明日ね。」


「うん。」



その夜、私は雪ちゃんに言ったものの、弟にこの事情を話していいのか、

そして逆トイレトレーニングなんて家ではもうしなくていいんじゃないか。

適当に誤魔化していればいいんじゃないか。おしっこしたくなったときは

トイレでして最後まで出さずに少し余ったおしっこをオムツにして

雪ちゃんにLineで送れば解決じゃないかとか…まだ自分の感情と葛藤していた。


To be continued…

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