~RHL世界~
☆勇者 男
豪健の父親が操っているキャラクター。
極度の目立ちたがり屋で女の子にモテまくりたい願望が強い。
文化祭の出し物決めでも「けも耳メイド喫茶」という自分の意見を通すため
学園屋上のガチャガチャ様の社に行き、祈ることによってその願望を叶えた。
これは現実世界で豪健の父親が金に物を言わせてダンジョンガチャを
回したから願望が叶うのであって、
他のキャラクターはガチャガチャ様に祈っても、願い事はなかなか叶わない。
ガチャガチャ様の効力によって勇者がやりたい放題をしているのは
周知の事実で、自分の意思とは関係ない行動を取らされる他キャラは、
勇者のことを嫌っている。
豪健らがRHL世界にダイブし、勇者と同じクラスで学園生活を送るうちに、
すぐにガチャガチャに頼る癖は、少しだけ改善される。
周囲の人間も勇者を見る目は、気持ち程度に柔らかになる。
女の子にはモテたいが、女の子に対して臆病な一面を持ち、
逆に女の子側が勇者をいじめることでバランスが取れるのだと
息子の豪健は思っている。
文化祭行事では、五人の女の子とデートして
ラストのキャンプファイヤーでは意中の女の子とダンスするという、
強い願望を叶えるためにガチャガチャ様に祈り、
結果、現実世界での勇者がダンジョンガチャを回すために
伝説の剣を売ってしまう。
☆友塚 女
豪健らがRHL世界に訪れた時、初めて会話した学園生徒。
現実世界に操作する人間がいない、NPC。
気取りのないさばさばした性格で誰とでも仲良くしたいと思っている。
ただし、人の気持ちも思い通りに操る勇者に対しては良く思っておらず、
当たりも冷たい。
勇者のガチャガチャ様の祈りによって「けも耳メイド喫茶」に決まって
不満を漏らしながらも、準備には一生懸命取り組んだ。
豪健のことが好きで、美雪よりは控えめながらも
ストレートに好意を見せている。
胸が小さいことがコンプレックス。
☆美雪 女
豪健のことが好きな女の子。
胸が大きい金髪の子。NPC。
なりふり構わず豪健にアタックし、すぐに身体をくっつけようとする。
それを見せつけられる度に、望月はストレスを感じており、
文化祭準備の時には、美雪を爆発で殺そうとする。
一件落着した後も、望月や友塚との豪健争いに手を緩める様子はない。
勇者には、常にゴミを見るような眼差しを向けている。
☆宮下 女
俯きがちで自信がなく、「~かも」と語尾に付ける癖がある。NPC。
勇者に密かに好意を寄せており、
勇者のラジオ放送の裏方作業をしていたり、
勇者の悪口が出ると、それを庇う発言をする。
豪健は宮下の一連の健気な行為に対して好意的に捉えており、
父親のことを悪く言わずに庇う宮下を見て、
宮下の想いが報われて欲しいと思っている。
☆つばき 男
たんぽぽの父親が操作するキャラクター。
酷い田舎訛りで話す。
動物のことが好きで、学園内で増殖し続けるウサギのことを誰よりも可愛がる。
たんぽぽはつばきに娘であることを打ち明けず、
現実世界ではモンスターに殺されたつばきと送る時間を尊く思い、
できるだけ長く一緒に居るようにしている。
☆RHL世界の基本情報
・RHLゲームの概要とガチャガチャについて
RHLは学園での生活がメインの携帯ゲームである。
便宜上、現実世界でゲームをプレイする人間を「プレイヤー」、
RHL世界でプレイヤーが操作するキャラクターを「PC」
操作していないキャラクターを「NPC」
と呼ぶ。
プレイヤーはPCに学園生活を送らせながら、
有利に進めたいと思ったら、現実世界に設置されているガチャガチャを引く。
このガチャガチャは基本的にダンジョンに設置されており、
お金とダンジョンから吸収したエネルギー(魔力)があれば回すことができる。
一方でRHL世界の学園屋上にもガチャガチャが存在し、
PCは自分に有利なイベントを起こしたかったら、祈りを捧げることができる。
そこで、プレイヤーが現実世界のガチャガチャを回していれば、
PCに対して有利に働くイベントを発生させることができる。
イベント内容はPC毎に異なり、
例えば意中の女の子の気持ちを自分に向けさせたり、体育祭行事で活躍する等。
・学園ウサギについて
豪健らがRHL世界に来た初日、たんぽぽの父親が操作するキャラクターつばきが
学園祭で牧場を開きたいと、ガチャガチャ様に祈って一匹のウサギを連れてくる。
多くのウサギが欲しいというつばきの願いに従い、
ウサギは時計が昼の十二時、夜の十二時を指すたびに、
乗数で増殖していった。(一匹、二匹、四匹、八匹、十六匹、三十二匹……)
増殖して行くウサギは一つとして同じ模様がいない。
白、黒、茶色、緑、青、紫、蛍光、それらの縞々、斑点。
たんぽぽやつばきはほとんどの時間、ウサギを撫でたり遊んだりして愛でている。
そのおかげで、ウサギの行動や習性をある程度把握しており、
たんぽぽは歌いながら大群の移動を指示することができる。
・RHL世界における豪健らの存在定義について。
豪健らはRHL世界にダイブするために
「シルバーサーバ」というアイテムを使っている。
このアイテムの特徴として、直近で行われた文化祭行事の
準備期間、本番、後片付けを含めたリプレイを辿るというもの。
リプレイとは既に終わっている準備期間の頭から
RHL世界の時間を始めることを指す。
豪健らは現実世界の人間であるのにRHL世界に居るため、
NPCでもPCでもない、不安定な存在として定義されている。
その存在を「シルバーサーバ」のリプレイ機能が保証しているが、
リプレイが終わった時に、RHLでの存在がNPCに固定化される。
その場合は、現実世界に二度と戻れないと言われている。
・時間について
RHL世界にダイブしている間は、現実世界ではほとんど時間が経過しない。
その一方で、現実世界から携帯ゲームを通して見るRHL世界の時間の流れは
現実世界に沿った流れ方をしている。
これにより、リプレイとして文化祭の準備期間の頭から過ごしている豪健らは
現実世界から見たら、過去の時間でプレイしていたRHL世界を辿っている。
ちなみに現実世界のRHL世界では文化祭が終わり、後片付け期間に入っていた。
上記の時間の流れの性質により、豪健らはこのままRHL世界で過ごしていくと、
現実世界のリアルタイム進行である後片付け期間に追いつく。
その場合はリプレイが終了し、豪健らの存在はNPCに固定化される。
・魔力について
RHL世界から現実世界に戻るためには莫大な魔力を学園屋上にある
ガチャガチャに供給する必要がある。
豪健らは自分たちが保持する魔力を日々ガチャガチャに与えると共に、
学園生徒が文化祭への期待感から発露した魔力をガチャガチャが吸収することで、
現実世界へと戻ることができた。
魔力は通常、身体能力を上げたり、魔術を唱えることに使われる。
ダンジョンが保持する魔力は、主にモンスターやアイテムの生成に使われる。




