前へ目次 次へ 6/9 水面にあなたを感じて 水面に映る私の顔 波紋が広がり乱される 微かに照らす 月明り どこか虚しく この目に映る あなたの姿を探しては 水面の世界を眺めている 映る姿は私ばかり どこへ行ってしまったの? 問いかける私に答えるように 水面は揺れた 膝を抱え 耳を澄ませる ぼちゃんっ 花の夜露が落ち 波紋が広がる 微かな花の香りと共に あなたの香り あぁこんなにも傍にいたんだね? 差し出した手はしっかりと握られた 大きい そして暖かなその手 私は確かな温もりを感じ 眠るだろう