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第11話 その3

 ジュリア

「幻影を手に入れた人間が悪事を始めて以来、人間に協力出来ることは限られてきました」


 リョウタ

「なるほど……簡単に渡せないから監視してた。 その悪事を働く人間に対抗出来るような人材を探してたってところか」


 エリシェ

「でも、どうやって生活出来ているんでしょうか?」


 マキナ

「そうですよねぇ……そんな事をして、盗賊行為なんてしていて、それだけで生きていられるなんて思えませんし」


 リョウタ

「それは難しいの?」


 マキナ

「盗賊行為ですか? それは、まあ盗賊じゃないので分かりませんけど……」


 ロミオ

「言ってしまえば潜入してるって事なんだよね……」


 リョウタ

「潜入……街に、平民として生活してるって事か」


 マキナ

「そんな……あ、でもそうか……私の家だってサマナーが悪かったから、ダークサマナー絡みだったって事なんですかね」


 エリシェ

「でも、そんな事しても……何にもならないのに……理解出来ません」


 リョウタ

「そんなの理解する必要ないよ、盗賊行為なんてさ、理解出来てるエリシェなんて、それこそ想像出来ないよ」


 ロミオ

「その、根っこが分からないとどうしようもないって思うんだ……」


 リョウタ

「ああ、後から同じような事が起こるって事だね」


 ジュリア

「どうしたらいいと思いますか?」


 エリシェ

「リョウタさん……」


 リョウタ

「え? また無茶振りな……俺は別に頭いい訳じゃないんだよ?」


 マキナ

「でも、リョウタさんにお願いしたら解決してくれそうだとは思うんですよね」


 リョウタ

「んー……見えない相手、見えていてもバレない相手……」


 ロミオ

「無理かなぁ?」


 リョウタ

「やる事やってから、それからだよね、まあ」


 エリシェ

「リョウタさん、勝算はあるんですか?」


 リョウタ

「結局は情報集めるしかないんだけど……まあ、手探りでやってみるか」


 ジュリア

「ありがとうございます!! 私達も微力ながら力になりますので」


 ロミオ

「俺らも付いてくぜぇ?」


 リョウタ

「小人……幻影……少しずつだけど何か・・が集まりつつあるね」


 エリシェ

「何か……って、私達にも分かるように言ってくださいよ」


 リョウタ

「……本人が分かってないんだから、説明のしようがないんだけどね……まあ、強いて言うなら勘かな」


 マキナ

「勘……ですか」


 リョウタ

「ともかく最初の予定通り、エルフにも話を聞いてみたい」


 エリシェ

「エルフ……リョウタさんの言う通りにしましょう」


 マキナ

「はい、リョウタさーん、任せましたよー?」


 リョウタ

「なんだこのプレッシャーは?!」


 ロミオとジュリアのノーム族2人を加えて、一路千年樹の森へ。 新たなメンバーでの旅路となるのだが、戦力という点では全くの無力。 結局はシックザールと俺の2人で戦うスタイルのままだ。


 ギルドで馬車を手配し直して、メンバーはそのままで。


 どこの森でも同じようにゴブリンが襲ってくる……今回はシックザールと2人で馬車の護衛となるのだが、ゴブリンの数もいつもよりも多いような気がする。


 リョウタ

「なんか、やけに今回のゴブリンは多いな……」


 シックザール

「とか言って余裕そうだな……」


 NPCだから、と言ってしまえばそれまでなんだけども。 自分の理想の形に強化出来ていたのは強みだ。


 2,3回切りつけてバックステップ、弓矢、足止め、単独行動している者を狙って突進。 これも2,3回切りつけてステップ。


 このステップをまばらに混ぜる事で、俺の動きはゴブリンには到底追えるものではない。 ステップする事自体がそのままゴブリンへのフェイントになっていて、ステップ後に隙だらけのゴブリンを見ればそれも切りつける。


 多少のダメージは鎧で軽減出来る。


 シックザール

「こんな大勢のゴブリンを相手に、殆ど無傷か……」


 リョウタ

「まあ、ザコ相手ならやられない……それよりも、ちょっと馬車を停めてくれる?」


 エリシェ

「ええ? どうしたんですか?!」


 リョウタ

「もしかしたら、って事もあるからさ」





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