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第8話 その2

 エリシェ

「リョウタさん、今日はギルド依頼の方をやりましょうか」


 リョウタ

「ああ、そうだねー……なんてか、人魚っての? そういうのも居るの?」


 エリシェ

「居ますよ、って私も見たことないんですけどね」


 リョウタ

「そうか……まあ、ギルド行って依頼見てみない事にはって事かな?」


 シックザール

「おう、2人とも早いじゃねぇか」


 エリシェ

「おはようございます」


 リョウタ

「おっはおー」


 少しあくびが混ざってしまう。 もうちょっと2人で話したかったのに邪魔しやがって……。 まあ、目を覚まさないとね……。


 エリシェ

「それにしても、どうして人魚なんて? 急じゃないですか?」


 リョウタ

「そう? まあ、そのこの世界にだったら居るのかなって思ってさ」


 シックザール

「人魚か……なんでも、美女だとか何とか言うよな」


 エリシェ

「リョウタさん、だから行くんですか?」


 リョウタ

「違う、聞いたんだよ……メロウってのが人魚だってさ」


 エリシェ

「そうなんですか……」


 シックザール

「まあ、見てみたいよなそういうの」


 マキナ

「あら、皆さんおっはようございまーす!」


 急に賑やかになる。 マキナさんは相変わらずずっと明るい。


 ……ひとまずギルドに顔を出して情報を聞き出せればいいのだが?


 係員

「メロウ族……ねぇ?」


 リョウタ

「やっぱり、海の近く行かないとそういう依頼ってないですかね?」


 係員

「いや、結構どこに居てもいいもんだよ。 どのギルドにも配られるし、依頼ってのは重なって受けたりされる心配が無いヤツなんかは特にね」


 エリシェ

「じゃあ、あるんですか? 依頼とか」


 係員

「なんだかすごく前に見たような気がしたけど……ちょっと待っててくれよ」


 リョウタ

「えっと? 仕事内容は……魚捕り? 報酬は……魚と、いっぱいの充実感??」


 シックザール

「却下だろ、コレは」


 係員

「はは、だよねぇ……まあ、ボランティアみたいなもんなのかね」


 エリシェ

「アルカナサバイバルの開催地ともまたかなり離れてますね……」


 マキナ

「というか逆方向ですよ?」


 リョウタ

「んー、それでもやってみたいんだけど……」


 シックザール

「……美女か」


 エリシェ

「どうして、メロウ族にこだこだわるんですか?」


 リョウタ

「まあ、隠す事もないんだろうけど……ドワーフ居たでしょ、あの爺さんにメロウ族の事を聞いててね、救いが必要なんだとか」


 マキナ

「どうして私達には黙ってたんでしょうか?」


 リョウタ

「そこのところはまあ、全然分からないんだけど、だからこうして話しちゃってる訳でね」


 エリシェ

「ふむむ、そうだったのですか……」


 リョウタ

「ノーム族とか知ってる?」


 マキナ

「はい、昔に滅んだ種族ですよね」


 リョウタ

「まあ、そうだね……その辺の話もまだもっと聞きたいし、とりあえずこの依頼受けてもいい?」


 エリシェ

「そうですね……いいですよ、2人はどうします?」


 シックザール

「なんだ、行くのか……? 俺はどうしようかのぅ」


 マキナ

「行ってみましょう、なんだか興味出て来ました」


 リョウタ

「来てくれるんなら有難いや、何が起こるか、全然わからないしさ」


 エリシェ

「それじゃ、しばらく馬車の移動が多くなりますね」


 

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