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極秘任務

 今日……俺は、とある任務についていた。 

 

 依頼主などは特にいない。


 俺の独断先行? という事になるのかな?


 まあ、だいぶまくし立てられたという感はあるが……。


 何とか、エリシェとのこの距離感を埋める。


 まあ、つまり、アレです。


 世間一般で言うところのデートというやつです。


 ……こんなの一瞬で断られてしまうのは分かってるのだが、やると決めた以上はやるしかない。


 作戦を立てた。 それは作戦というか、作戦を立てるという名目なら乗ってくれるんじゃないか? 話くらい出来るんじゃないか? という……。


 『作戦を立てよう!』という作戦だ。 (ややこしい)


 日頃の連携等を考えて、いざという時が来る前に想定出来る範囲は想定して、それに対処する。


 こんな建前があれば、エリシェも話に乗ってくれるかも知れない。


 まあ、なんせ相手は貴族のお嬢様なんだ……。 普段は意識してないんだけど、どうにもこうなってしまうと……。


(はぁ……あんまり自信ないんだけど……)


(大丈夫ですから! 私を信じて、上手く行きますって!)


 マキナさんはどうしてこう、人をせっつくような事をするのかね……?


(まあ、やると決めたからにはやりますよー)


(応援してるんですから、頑張ってくださいよ?)


 応援とか言ってるけど、人の事を面白いネタくらいに思ってるんじゃなかろうか? マキナさんとは今の時点では念話の指輪を使っている。


(出たとこ勝負、って事になるよね)


(はい、でも絶対上手く行きますから!)


(いや、でも俺は女の気持ちなんて絶対分からないっていう自信がある)


(そんなの自慢気に言うことじゃないですよぅ)


(そうは言うけどね……)


(シッ! 先輩が起きたようですから外に出るように誘導しますよ!)


(はい……了解)


 まあ、なんだろうね。


 これはこれで悪い気はしてないんだ。 うまくいったらそれはそれで良しって事になるし、悪くても、距離が遠のくことは無いんだろうし。


「センパーーーイ!! おはようございます!!」


 エリシェ

「あら、今日はゆっくり休養の予定ではなかったの?」


 マキナ

「あは、ははは……まあその、起きてしまったので……」


 エリシェ

「おはよう、マキナ」


 マキナ

「朝食はまだなんですか?」


 エリシェ

「さっき、クッキーの残りと紅茶で簡単に済ませましたよ」


 マキナ

「ええ?! せっかく……いや、でももう少し入りませんか?」


 リョウタ

(ちょっと、そんなに無理に誘わなくても)


 エリシェ

「……そうねぇ……なにか街に出て買ってこようかしら」


 マキナ

「それがいいと思いますよ!」


 エリシェ

「マキナも待っててくれたのです?」


 マキナ

「あ、わ、たしは、その、今食べて来ちゃったんですよねぇ!」


 リョウタ

(苦しい……、聴いてるこっちが苦しい)


 マキナ

(ちょ、黙っててくださいよ!)


 エリシェ

「どうしたの? マキナ」


 マキナ

「いいいえ? なんでもありませんよぉ?」


 エリシェ

「そう? ……それじゃ、出かけてきますね」


 マキナ

「はい! いってらっしゃーい!」


 リョウタ

(これを、偶然通りがかって誘うんだよね?)


 マキナ

(作戦は完璧ですねぇ!!)


 リョウタ

(そんな計ったような偶然でいいのかね……)


 マキナ

(いいんですって! 時の運とかそういうの全部実力なんです!!)


 リョウタ

(まあその、運も自信ないけどね)




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