第7話 その3
リョウタ
「依頼内容は結局、こちらで伺うという事になってるのですが……」
奥へ招かれた俺達はドワーフがひとりであることに、少しホッとする。 酒樽のような体型で筋肉質、ガッシリとした体型に加えて身長も割と高い。 170cmくらいはあるだろう。
これがもし大勢いたら……少し萎縮してしまうな。
ドワーフ
「うむ、まあその暇つぶしに呼んだのじゃ」
シックザール
「……暇……つぶし……?」
ドワーフ
「ああ、もちろん報酬は面白いモンを用意しとるぞ」
リョウタ
「なんですか?」
ドワーフ
「武器にカード戦士の力を宿してやる」
一同
「おおお!!」
ドワーフ
「ただし、使用したカードは消滅する事になるがな」
……それは……結構痛いな。 そんなに良いカードが取れる事はないんだし……?
リョウタ
「フレンドカードは大丈夫なの?」
ドワーフ
「それはダメじゃ」
ヨシテフ
「まあ、想定内だね」
リョウタ
「って言っても、そんなにすぐに候補決まらないんだよなぁ」
シックザール
「じゃあ俺からやってもらうかな!」
ドワーフ
「待て待て! 暇つぶしが先じゃ」
リョウタ
「それは一体……?」
ドワーフ
「うむ、特殊な魔法陣を組み込んだ魔法装置があるのでな……、そこでわしがお主らのカード戦士達の力を一時的に借りる」
マキナ
「すると、どうなるんですか?」
ドワーフ
「その戦士達をわしが操るから、それと勝負しようではないか」
シックザール
「暇つぶしに対戦ゲームでもしようってのか? ……まあ面白そうだけどな」
ドワーフ
「だが、特殊ルールだからな……1対1でやらせてもらうぞ」
シックザール
「はん! タイマンとはね……そりゃあドワーフの爺さんよ? 自信あると見ていいんだな?」
ドワーフ
「くぁっはっは!! ぬかしおるのぅ」
リョウタ
「これはまた……今まで世話になった戦士達と戦う事になるとはな……」
ドワーフ
「まあ、弱いカードを出してきても構わんぞ? 武器に宿る力もその分減るのだがな」
ヨシテフ
「うーん、俺はまだちょっと、後にしてもらうかな」
リョウタ
「俺も少し考えさせて」
シックザール
「やっぱり、俺の出番らしいな……!!」
ドワーフ
「フォーッホッホ!! では、カードを貸せ……これで対戦する事になるが構わんかな?」
シックザール
「こっちはとっくに準備出来てんだ、とっととやっちまうぞ!」
なんというガチンコバトルなノリなんだろうか……。
エリシェ
「シックザールさんは感知と隠密を使って敵を一方的に察知出来る能力がありますけど……」
リョウタ
「とは言っても障害物がなければ何の役にも立たないスキルだ、対戦の場所によっては……有利も不利も考えられるし、俺の時の参考にさせて貰うかな……」
対戦!!
シックザール 対 暇つぶしドワーフ!!
マキナ
「はーい! 実況やりますよー!!」
エリシェ
「なんで、そんなにノリノリで居られるの……」
ヨシテフ
「こっちにモニターされてるみたいだよ、結構大きな画面だ」
リョウタ
「岩場を平らにして、そこに投写機で……?」
マキナ
「さあ! 試合開始です!!」
カーン!! と、どこから鳴ってるんだこのゴングっぽいの?!
狂戦士シックザール モーニングスターLV5 ボウガンLV3
スキル 感知LV3 隠密LV3 コスト288
斧使いレティシア 斧LV5 弓LV2 HP800
スキル アタックLV3 ガードLV2 ヒーリングLV2 コスト260
アタック レベル1 5~10のダメージ追加
アタック レベル2 10~15のダメージ追加
アタック レベル3 15~20のダメージ追加
パーティ全体に効果有り
ガード レベル1 5~10のダメージ軽減
ガード レベル2 10~15のダメージ軽減
ガード レベル3 15~20のダメージ軽減
パーティ全体に効果有り
ヒーリング レベル1 出現しているメンバーの回復 毎秒1ずつ
ヒーリング レベル2 待機メンバーを含む回復 毎秒1ずつ
ヒーリング レベル3 上記の回復効果+状態異常回復




