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第7話 その2

 さて、ここから延々と登山……なんてのは、何故山に登るのか? それはそこに山があるからだ! って人だけにしておこう。


 なんせこっちには秘密兵器があるのだからね。


 リョウタ

「ペット何取ったの?」


 2人に聞いてみる。


 ヨシテフ

「俺は虎だよ」


 シックザール

「俺はドラゴンだ」


 ……予定が狂ってしまう……。


 まあ、2人くらい運べるかな……?


 リョウタ

「エリシェとマキナさんは、大鷲に掴まって、ベルモンドさんは虎に乗って、ここからは登りましょう」


 エリシェ

「私も乗るんですか?!」


 マキナ

「わ、私もいいんですか?!」


 エリシェの方はちょっと怖そうなのに、マキナさんはちょっとテンションが上がっている。 こういう女性キャラが居ないとやっぱり話に色気が足りなくなるよな、うん。


 リョウタ

「他の冒険者組はシルフの加護で飛ぶよ!」


 ヨシテフ

「いいね、分かったよー」


 ベルモンド

「拙者だけ置いていかれるように思うのでゴワス……」


 その言葉遣いなので扱いが悪いのはしょうがない。 諦めろゴワス。


 ワシは、タカと区別するのは大きさで明確な区別はない。 大きい方をワシと呼ぶのだが、この世界の鷲はその中でもとびきりであろう。


 大鷲は大きくても1m程度だが、この世界の大鷲は2mを超える大きさで、身長は俺よりも高い。


 大鷲がどの程度のサイズの獲物を穫れるのか、調べてみたい人は是非調べて欲しいところ。


 エリシェ

「……!!!」


 マキナ

「キャーー!!」


 ぶわっと、空に舞い上がり、一気に目的地へと向かう。 


 リョウタ

「こりゃあ凄い!!」


 ヨシテフ

「移動はすごくいいね!」


 冒険者である3人はシルフの加護で大きくジャンプするのだが、やはり大鷲の高さまでは届かなかった……だが。


 マキナ

「目的地まで悠々とひとっ飛びですね!」


 リョウタ

「坑道までは楽な道のりだよね」


 ヨシテフ

「……約1名を除いてはね(笑)」


 シックザール

「大鷲ってのもいいもんだな」


 エリシェ

「山道が回り道でなければ良かったのですけどね」


 リョウタ

「そりゃあ仕方ないよ……山頂まで一直線なんて、そんな山道は角度が急過ぎてある訳ないしさ」


 シックザール

「大鷲も慣れたモノだな、こちらのジャンプの飛距離に合わせて飛んでくれているんだろう」


 エリシェ

「……助けてくれた、恩返しのつもりなのでしょうか?」


 リョウタ

「だとしたら、何だか少し嬉しいけどね」


 エリシェ

「……もう着きますよ」


 この大鷲、選んで正解だったな。


 ヨシテフ

「はっは! なんか絡まれてるっぽい」


 リョウタ

「ん? モンスターとか下に見えた?」


 エリシェ

「ベルモンドさんですか?!」


 ヨシテフ

「……ああ、大丈夫みたいだよ、うまく巻けたって」


 リョウタ

「虎の移動速度も早そうだもんなぁ」


 シックザール

「まあ、俺は戦闘を楽しみたいしな……強そうなドラゴンのままで行くがな」


 リョウタ

「そうだ、もうドワーフ達っているのかな?」


 ヨシテフ

「ああ、もう入ってるもんね」


 坑道に足を踏み入れる一行。 これだけ人数が居ると賑やかだ。 そしてそれがそのまま坑道の中に木霊こだまする。


 壁、というかトンネルのような道とは言えないような道が奥まで続いて、俺達の話し声もそのままドワーフ達に届ける事になっていたようだ。


 声

「入口で騒いどらんと、入ってこんか!」



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