第6話 その4
到着した順番でプレイヤーに順番が割り振られる。 今回は俺が1番最初に到着したのでプレイヤー1となる。 ……これが面倒の始まりだった。
老人
「それでは、冒険者も8人集まったようだし、お願いしようかね」
リョウタ
「はい、その、危険な冒険者達はどこに居るかとかそういう情報はわかりますか?」
老人
「この山のどこかにななるのだろうが、場所までは分かりませんな」
リョウタ
「そうですか……」
老人
「君たちにはこの8個のリングを預ける。 これで一時的にではあるが8人同時に会話が可能になったという訳だ」
リョウタ
「8人か……これは作戦が結構必要になりそうだな……」
アシモフ
「よし、それじゃ作戦会議をしますかね」
ぞろぞろと集まる冒険者達。
アシモフ
「この中に経験者とかいます?」
プレイヤー5
「あ、俺あるんだけど……まあ、失敗したからここに居るんだよね」
リョウタ
「他には居ないんですか……?」
アシモフ
「どうなんだろうね……難しいのかな……?」
プレイヤー5
「こういう時のリーダーはプレイヤー1でだいたい決まりじゃない?」
リョウタ
「え、俺?」
プレイヤー2
「そうですね、お願いできますか?」
リョウタ
「……まあ、その、作戦さえしっかりしてれば大丈夫なんじゃないかな?」
アシモフ
「じゃあ、リョウタ君だよね、よろしくー」
リョウタ
「……まあ、一時、臨時に指揮を取る事になるのか……なんという責任……」
プレイヤー2
「お願いしますね」
リョウタ
「えっと、それじゃあまあその、リングの機能を見てみたんですけど、チャンネルが3つほどありますね……Aを全体会話、Bをパーティ別 Cも同じくパーティで、2つに分けましょう」
プレイヤー2
「なるほど、大勢だと会話が混乱する可能性もありますからね」
プレイヤー2は丁寧な言葉遣いだ。 ここは……
リョウタ
「それで、もうひとつのチームのリーダーをプレイヤー2にお願いしたいのですが構いませんか?」
プレイヤー2
「構いませんよ」
リョウタ
「ありがとうございます、それでは、経験のあるプレイヤー5の方から少しお話を聞きたいのですが……」
プレイヤー5
「あ、うん、えっと相手は当然カードを使う冒険者だって事は変わらない、あと、人数は10名程だと思った」
リョウタ
「ふむ……潜伏場所なんかは分かりますか?」
プレイヤー5
「どうもランダムっぽくてね、どこかまでは行ってみないと分からないようだったよ、あと、偵察が居た」
リョウタ
「偵察……か、どれだけ出ていたか分かりますか?」
プレイヤー5
「……どうなんだろう、最初のやつを見つけた時点で相手に見つからないように素早く仕留める事を考えたんだけど、攻撃を仕掛けた途端に見つかっちゃったから……もっと居たのかも」
リョウタ
「ふむ……そうすると、感知だけの偵察と、感知+隠密の部隊が居ると思って良いのかな?」
プレイヤー5
「あ、そうかも知れない!」
プレイヤー2
「そうなると、私達はこの隠密部隊を見つける役目という風に考えているのかな?」
リョウタ
「うーん……偵察がその1組だけならそうなるけど……まだ居るかも知れないし、まずは感知系のカードを持った冒険者から倒す感じになるでしょうね」
プレイヤー2
「……具体的な作戦があるんですか?」
リョウタ
「えっと、失敗したという風に聞きましたので、これは逃がさないように倒すのが大事なんだと思います」
プレイヤー2
「……なるほど」
リョウタ
「なので、偵察を見つけたらそれを追うような形で隠密を持ってる部隊が居ると思うのでそちらを優先して倒す、ある程度のダメージを負わせてコーリングの魔法で相手だけを飛ばしましょう」
プレイヤー2
「冒険者を狙うのか……しかもコーリング」
リョウタ
「その為には飛ばす先にも注意しなければなりませんね……街で捕縛する任務の人間が必要です」




