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第4話 その6

「先輩の手がかりは念話の指輪だと思うんです」


 走りながらマキナが話しかけてくる。 


「これ、2つ付けるとどうなるんだ?」


「2人に話しかける事になりますね、でもそれで呼び続けましょう」


「効果範囲とかあるの?」


「だいたい500mくらいですかね」


「シックザールは指輪あげてないんだよね?」


「はい、仮契約でしたから……」


「仕方ない、エリシェ!!」


 呼び続けながら、走る。 反応はまだない。


「とにかく呼び続けましょう、どこかで引っかかるかも知れないです」


「エリシェ!!」


 ……毒矢を撃たれた場合、計算では5分も持たないんだ。 でも、生きてる、という気がしている。 マキナさんに強い人だからって言われたし、指輪に反応がないのも、きっと外れちゃったとか? 何か理由があるに違いない。


 とにかく今は呼び続けるしかない。


「リョウタさんは、ここに流れついてましたよ」


「もうこんなところなのか……」


 ここから吊り橋まで、距離はどれくらいあるのだろう? もし、吊り橋まで呼びながら進んで反応がなかったとしたら?


 いや、その時考えればいい。 どうも焦ってしまう。


「もし山賊に会ったらどうします?」


「コーリングしかないと思うけど……状況次第かな」


「そうですね……でも、時間も惜しいですしね……」


「コーリングって呼ぶって事だよね?」


「あ、はいそうですよ」


「帰還ならリターンとかにならなかったの?」


「それは殆どの魔法が召喚術の応用で作られてるからです」


「?? わからないんだけど」


「えっと、つまり、街に呼んでもらうって事です」


「はあ、なるほどね……」


「それより、先輩はまだ返事ありませんか?」


「うん、ない……」


「……とにかく川沿いに進むしかないですね」


「うん、エリシェ……そろそろ返事してくれ」


 ここはもう敵のテリトリーと見て間違いないよな……一応アルティシアとローガンを呼んでおこう。


 アルティシア、ローガンを召喚し、感知レーダーの機能を使いながら慎重にかつ急ぎ足で進む。


「どうですか?」


「……反応があるが……これは山賊か……?」


「マズイですね……」


「相手にレーダーがあったら見つかる、と言って距離を取るのも時間的に惜しい……」


「反応はいくつあるんですか?」


「3つ……まだ気づいてない。 感知持ちじゃないのかも」


「こっちから仕掛けてみますか?」


「いや、しかし……MP大丈夫なの?」


「1戦闘くらいなら大丈夫ですよ、それに無傷ならMPの消費はないですしね」


「くぅ、ハードルがあがるな……」


「探索の為にもやるしかないですよ!」


「わかった、マキナさんは隠れててね」


「はぁい!」


 感知の能力を持ってないのか、無警戒に近づいてくる。 俺は林の中に隠れて魔法の準備をする。


 前には奇襲をくらったが……今度はこっちが奇襲をかける番だ。


 山賊

「おい、新入り!! 本当になんにも反応ないんだろうな?」


 という声が反応3つの、目の前の山賊から聞こえてくる。 ……様子を見るか?


 山賊

「まあしかし、お前の性能テストも兼ねてんだ、しっかりやれよ」


 ……どうする? 


 1、新入りが遥か向こうに居る場合

 2、新入りが近くに居る場合

 3、その他、予想もつかない展開


 ……待てよ? これは……


 4、シックザールが近くにいてまだ仲間の場合だ!!


 魔法をカード戦士の方へ向けて発射する!! ドガガガガガーーーン!!


 ローガン&アルティシアも一斉に射撃。 そして距離を詰める。


 山賊

「なんだ? この!!」


 シックザール

「こっちにも伏兵がいるぞ、そっちに攻撃がいく!」


 山賊

「ぐおぉぉ!!」


 矢が無数に飛んでくる。 全て山賊に向けて発射されている!!


 リョウタ

「どりゃあ!!」


 剣撃を6連発打ち込み、1体撃破!! もう2体も混乱気味だ。


 カード戦士の2体目も楽々撃破。 そして残りひとりとなったところで、降参せよと、喉元に剣を突きつける。


 リョウタ

「ここまでだ」


 山賊

「うっ……く、参った、降参だ……」


 シックザール

「お、生きとったか」


 リョウタ

「シックザール!!」


 シックザール登場で確信が持てた。 やっぱり生きてたか!!


 マキナ

「え? 生きてたんですか?!」


 リョウタ

「ああ、出てきていいよ」


 しかし、上流の方から歩いて来たシックザールと山賊……エリシェは上流にも居ないのか……?



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