第二話~記憶の運命~
二話目です!まだ話が進んでない!びっくり!
次こそちょっと変わってくると思います。
学校にも慣れ始めた頃、名前の順の関係で、白樺くんと二人で、日直をすることになった。ちょっと緊張する。白樺くんは初恋の人に似てるし、私の頭の中で「気になる人」として、インプットされた。仁美にはまだ話してないけど。
学校に着くと、早めに来たつもりだったのに、白樺くんがもう待っていた。
「おはよう」
「……おはよう」
ちょっと無愛想かも……。でも、今の男子ってこれぐらいかな?初恋の人はもっと優しいはず。でも、なぁ……。なんかかぶる。でも、そんなこと聞けないし。
「日誌とりに行くか?」
「あ、うん。待ってくれてたんだ。優しいんだね」
つい口が言ってしまった。私は思ったことを口に出してしまうタイプだ。気をつけろと言われるが、つい口が言っちゃうんだよね……。ヤバい、返事がない。怒ったかな?
「バカか。そんなはっきり言われたら……、照れるし」
顔を少し赤くして、照れている(のかなぁ?)白樺くん。
ドキッ。なぁんだ。怒ってるんじゃなかったんだ。最初意地悪かと思ってたけど、結構優しいかも。
「ほら、日誌取りに行くぞ」
「うん」
二人で一緒に職員室に行く。えーと確か、職員室は二階だっけ?横で歩いている白樺くんをちらちら見ながら、やっぱり見たことあるような気がする。
「白樺くん。私、今まで私、白樺くんと会ったことあったっけ?」
「え?」
白樺くんの表情が硬直する。これは……知ってるな。私は瞬間に察した。
「あるけど……、お前、忘れてんだな」
忘……れてる?過去に会ったことが……ある?……わからない。思い出そうとしたら、胸が痛くなる。思い出せそうなのに……。
「……まぁ、思い出すな。思い出されたら、俺が最低だってことがわかるし」
……。コメントしづらい。私も……思い出せないし。
よかった。ちょうど職員室に着いた。ここでこの会話もストップ!悪い空気も消そう!
「はい日誌」
「ん」
白樺くんに日誌を渡したら、「ん」って!もっと、反応が欲しいよ。
あれ?なんだか、この感じって……。私、白樺くんのこと、好きなの!?まさか!ちょっと気になるだけだよ?と、私は自分に必死に言い聞かせた。
「じゃあ、先に帰るけど、いいのか?」
「うん、また明日」
日直の仕事で、少し教室に残る。どうせ今日、委員会だし。白樺くんはすまなさそうに帰ったけど、別にいいのにな。気を使わないでも。
さてと、それより、日誌!日誌!
「ふぅ~。疲れた~」
結局帰れたのは、もう道が真っ暗になった頃。あ~あ、時間かかっちゃったなぁ。
でも、私はそこの帰り道で、衝撃の事実に気づいていなかった。
「え?」
夜道のライトに照らされて、二人の人影。だけど、一人はぐったりし、一人は首筋に噛みついている。まさか、吸血鬼。首筋から血が滴り落ちている。
ゾクッ。
に、逃げなきゃ!と、その瞬間、バキッ!木の枝を踏んでいた。さ、最悪。
吸血鬼がこちらを見た。
「え?」
目の色は真っ赤になっているけど、間違いない。
「白樺くん……?」
私の呟きが暗闇に消えた。
どうでした?完全なる駄作です