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「あ~~おどろいたよ……」

私はため息をついた。



秋杜以外の男にキュンとしたのは

少し心の浮気だよ……。



  マズイ マズイ・・・・



下に降りて行くと 一世さんと幸子さん美子さんが

大爆笑していた。



「光太郎 ビックリしてたわよ。

やっと起きたもん。」



幸子さんが私を見つけて



「ごめんね~~大丈夫だった?

あいつったら野獣だよね~~本当ごめんね~~」



「はい…大丈夫です。」




「まったくね~~アイツあんなことばっかしてて

よく仕事遅れないよね。

マネージャーさん大変だよ~あんなの毎日だったら~~」




「ほんとよね~申し訳ないわ~~」




  マネージャー…って?



「香澄さんにはホントお世話になってるわよね。

何年になる?担当になって~」



「光太郎が初めての仕事だったはずよ。」



美子さんが 首をかしげた。




「そういえば……今年はまだ声聞いてないわね。」




  香澄って…さっき光太郎さんが……言ってた人ね……


戻ってきたのかって……



なんだかいろいろあるのね………。



テーブルのセッティングが終わって

小さな子どもたちが 遊具の前のテーブルについて座った。



私たちはその横に大きなテーブルを出して

料理が次々と運ばれてきた。



子供たちからは大歓声



出窓のクリスマスツリーが輝いている。




なんて素敵なクリスマスなのかしら……

うちと秋杜の家のクリスマスはただの飲み会になってたから



子供たちも八人行儀よくテーブルについていた。



「あ~~こーたろーだ~~」




「こーたろーだ~~」



子供たちが指さして喜んだ。



「お…とうとう起きて来たか。」



社長が目を細めた。



「まだまだ寝ていたかったんだけどさ・・・・。

クリスマスなんて俺には全然関係ないんだけど

勘弁してくれよ~~ねえちゃんたちに俺のささやかな金が

飛んで行くこの年末年始……

俺の仕事はなんでこの時期ないんだろう……」


光太郎が私の横に立った時 私は大声を出した。




「あ~~~~~~~ぁぁぁ!!」




そこに立ってたのは…モデルで最近俳優やタレントとして

人気のある



「ルイトだぁ!!!」思わず立ち上がって指を指した。




頭をボリボリと掻いて スウェット姿で立っていたのは

テレビや雑誌で見るルイトとは全然人違いだけど




「先程は…失礼いたしました~~」光太郎は



そう言ってニッコリ笑うと 雑誌で見ていたルイトに変わった。




「あ…あ…」これが噂の……私は腰を抜かしそうになった。




ルイトにさっき頭鷲掴みされて…ベットの中に引き込まれて……

だって…だって…ここにいるのは芸能人だよ



みんなに言っても絶対に信じてもらえないだろうけど……




うっそ~~~ぉって叫びたくなった。




「ま…座って 春湖ちゃんだったっけ?」ルイトは私の隣に座った。




「あ…すみません……。」



私は慌ててイスに座った。



向かいで 一世さんがニコニコ笑っているけど私はまだ

心臓がドキドキしている。



「んじゃあ 始めましょうか~~~!!」


幸子さんが叫ぶと 部屋が真っ暗になって

子供たちが



「キャ~~~~ツ」と声をあげた。



私も何が始まるのかと 突然の暗闇に驚いた。


クリスマスツリーの明かりがめっちゃキレイだった。



大爆音でクリスマスソングが鳴ると 




子供たちは驚いてまた


「キャ~~」と声をあげたから

私も驚いて



「キャ~~~」と言うと隣でビールを飲もうとしていた

ルイトに抱きついた。




「メリークリスマス~~」そう叫んで三人のサンタクロースが現れて



また私は子供たちと一緒に驚いて

ルイトに力一杯しがみついた。









                                             」


                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

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