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読者さま 100人突破(涙)
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最悪な気分で朝を迎えた。
二日酔いだ・・・・めっちゃ頭痛いし…
リビングに入って行ったら
秋杜がキッチンで立っていた。
「何してんの・・・・?」
頭をおさえて私が言うと 秋杜が驚いたように私を振りむいた。
「あ…春湖…ごめん……。」
「え?何?」
「ケーキ作ってくれてたんだな……。」
急に恥ずかしくなって
「いいよ・・・気にしないで・・・」
「あ・・・だって……昨日もしかしたら
待ってたんだ……?」
「待ってないし……」情けなくてイライラしてきた。
「なんで捨てたんだよ…。今日だって食べれるし……
もったいないだろ……?」
秋杜の様子にイライラしてきた。
「遅刻するよ・・・今日 ゴミ係でしょ?」
私はゴミ袋を奪い取って 上から生ごみを捨てた。
「うわ・・・!!何すんだよ!!」
「ゴミなんだって!!ゴミなんだから捨ててきてよ!!」
痛い頭がガンガン脈打ってきた。
「もう…もう終わったんだから!!!」
思わずヒステリックに叫んでいる私が 恥ずかしくて
慌てて風呂場に飛び込んだ。
「春湖!!!」
秋杜が私を呼んだ。
パジャマのまま私はシャワーをかけた。
「春湖って!!!」秋杜の声
「いいって!!早く学校行け!!バカ!!!」
情けない私にお似合いの パジャマまでずぶぬれの姿
「ごめんって……」
秋杜の声が悲しげに聞こえた。
哀れまれてる……やめて…情けない
いつものように強気で言ってよ。
「いい加減にしろって大人のくせに大人げないっていいなよ!!」
「春湖・・・」
「うっさい!!早く行け~~~!!!
あんたなんて大嫌い!!」
「じゃあ 俺どうしたらいいんだよ。
俺がひっついてたら迷惑なんだろ!?だから春湖が言うように
自分の世界で楽しめば おまえが少しは楽になるのかって
俺だって…俺だって考えてんだよ!!!」
秋杜が怒鳴った。
ビクン……
「勝手なこと言ってんの春湖だろ?」
浴室のドアが明るくなる・・・・・。
行っちゃった・・・・・・。
へなへなと座り込んだ。
「情けね~~~ぞ~~~ぉぉ~春湖~~~!!!」
そんな自分がすごくイヤだった。
秋杜だってやっぱ…悩んでるんだ……。
私が突き放して…
突き放されたら怒って………。
どっちがガキなのか・・・五歳年上なのか・・・わかんないじゃん……。
ほんと…もういやだ。
私はどうしたいの?
秋杜を困らせてるのは……私………。
もう一緒にいるの……やめよう……。
今日帰ってきたら
由美ちゃんに電話する。
「もう無理だからって………」
ホントの心は 少しでもそばにいたいって叫んでいるけど……
それじゃダメだよ……。
秋杜を求めて 重くなるから………。




