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      031

秋杜もここでは一・二を争う進学校に合格した。

私はまだ秋杜には会ってなかったけど人生の節目 一緒に迎えられて何より~



就職祝いと合格祝いを兼ねて 実家ですると連絡がきて

私は秋杜の合格祝いを見にショッピングセンターにやってきた。



いなかのショッピングセンターとはやっぱり規模が違う

いろいろ目を奪われて楽しい。



記念に鉢植えの観葉植物を購入した。




  秋杜になんか似てるんだ



尖った葉先が秋杜みたい

しばらく会ってないけど あえて秋杜のことは聞かなかったけど…


どんな男に成長してるのかな……



しばらく歩いているとまるでファッション誌から抜け出たような

背の高い男が女と歩いてきた。



真っ黒い目につけまつげ



  まぁ…女の方は大したことない



目を男の方に移して 私は足がとまった。




  あ…秋杜????



多分秋杜だ……




私の足は止まっているのに 秋杜の足は止まらない・・・・。




  あ・・・・・・


私が目に入らなかったのかな

それとも化粧をして…大人になったからわからなかった?




  じゃあ…あれは彼女……



秋杜の進む 学校にはいないタイプだったけど……




自分の生きる場所で それなりの恋を見つけたんだろう



喜ばしいことだけど…少しなんだろう…

勝手なこと言っちゃえば・・・ 残念だった・・・・・。



純粋なまま大人にはやっぱりなれないんだよね……



  なんだ~待っててはくれなかったんだ~



散々つっぱねて自分勝手な私がつぶやいた。

遠ざかっていく秋杜の後ろ姿に



なんだか寂しさを覚えて見ていた。



新居 秋杜  高校一年生 15歳



でもやっぱりまだまだ 私たちの間には五歳の壁が立ちはだかる。



これからは秋杜が眩しすぎて…

私はその眩しさで目を開けられなくなるのかもしれない……。



だけどその壁に負けてはいられない



私は自分磨きをして 輝きを持続させる……



女の子の腕が 秋杜の腰に巻きついた時

何とも言えない感情が湧きあがった。

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