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翔夢
私と秋杜の愛の結晶
私はベットで眠る翔夢を見つめていた。
本当に 予定より早い結晶の誕生に 戸惑ったけど……
ここにいる宝物に会うために
秋杜と出会ったような気がする。
退院して にぎやかだった。
さっそく両家族が集まって命名式をして
競って翔夢を抱き上げる。
じじばばパワーさく裂で
両親の顔を見て 翔夢の誕生はとても素敵なことだったんだって
思うと嬉しくなった。
おっぱいの合間に 翔夢を親に預けて ひさしぶりに秋杜と二人で過ごす。
「なんだかすごい喜びようだったね。」
「すごかったな~だけどあのけたたましさの中でも
翔夢はスヤスヤ眠ってて あいつ大物かもな~~」
「うふふ…親ばかだな~~」
「ありがとうな~~苦しい思いさせたけど
翔夢を産んでくれて…今回立ち会って 女ってすごいって思った。
俺はただ見てるだけでなにもできなかったけど……
あんな苦しみの中でも 子供を産んだ母親は 天使の微笑みで
不思議だったけど…春湖もそうだった。
めっちゃ優しい笑顔だった。」
「よかった~ちょっと心配だったんだ。
あんまり苦しくてなんか取り乱してたから
恥ずかしかった……。」
「俺にはあの苦しみを想像することしかできないけど
大変なことなんだって親になるって……。
俺 まだ何もできないけど……もう少し待っててね。
春湖を絶対に幸せにするから。」
「信じてるよ。秋杜しか私を幸せにはできないから……。」
長く甘いキスを交わした。
「ん~~~そろそろ限界~~~」
唇を放して 秋杜が身悶えしながらベットに倒れ込んだ。
「あと・・・一カ月 一カ月・・・」
呪文のように秋杜は言い続ける。
私の体も芯が熱く煮え立っていた。
一カ月…一カ月
「秋杜 一杯我慢してくれてありがとう。」
「え?」
秋杜は照れ笑い………。
「そう言ってもらうと嬉しいよ。」
秋杜が体を起こしたから
私はそのまま抱きついて またベットに倒した。
「好き…好き…大好き……
めっちゃ愛してる……秋杜~~~~ぉ~~」
私たちはゲラゲラ笑いながら 何度も見つめあってはキスをした。
「愛してるよ 春湖……。」
秋杜の声にキュンとする。
わたくしごとなのですが 明日引越しがあって
PCを設置して 更新できるのは
あさってになるかな~と思ってます。(その前にできたら更新します~)
物語も終盤ですがもう少しだけ おつきあいいただけたら嬉しいです。
次回作の構想も練っていますので
よろしくおつきあいお願いいたします。