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エピローグ

 夕日に背を向けて歩く優子たち。

 いや、夕日なのか、街が燃えて赤いのかすでに分からない。

 とにかく真っ赤な空から、逃げるように背を向けて歩いていた。


「アイちゃん、私と一緒に帰らない?」

 優子は手をつなぐアイちゃんに目をやった。


 アイちゃんは優子を見上げる。


 アウゥゥ

 笑っているような気がする。


 その証拠に、微笑みながらビニール袋のチョコレート菓子を優子に差し出してた。


 顔を引きつらせる優子。

 これは、了解なのだだろうか? それとも拒否なのだろうか?

 頭を悩ませた。


「そうね。その前に、アイちゃんを元の姿に戻さないとね」

 そう、何を言っているのか分からないと、前に進まないではないか。

 とにかくアイちゃんを元の人間。

 いや、せめて会話ができる状態に戻したい。


 優子はほほ笑むと、アイちゃんを抱きかかえた。


 そして、頭上にたかいたかいをするかのように担ぎ上げた。


 夕日を背に、アイちゃんを担いだ優子の影がくるくると回る。


 そして、これからの人生に希望を見出すかのように優子は高らかに笑っていた。



「プアール、それまでアイちゃんを、お願いね」

 優子は、アイちゃんをプアールの頭の上にポンと置いた。


 アイちゃんは、待ってましたと言わんばかりにガジガジとプアールの頭をかじりだす。


 プアールの額に、アイちゃんの唾液が垂れてきた。


「どうして私が、面倒見ないといけないんですか……」

「だって、アイちゃんプアールの事、好きみたいだし」


「私だって、バイトがあるんですよ」

「一緒にすればいいじゃない」


「アイちゃんの食費はどうするんですか!」

「アイちゃんゾンビだから食べなくても大丈夫よ! それに、頭かじられていたらシャンプー代浮くでしょ!」


 うっ!


「分かりましたよ。アイちゃんが元に戻るまでですよ」

 しかし、そういうプアールの目はどこか嬉しそうであった。


 きっとリチルと会って、昔のことを思い出したのであろう。


 二人でバカを言い合った楽しい時間。



 確かに、優子といる間は、気が晴れる。

 しかし、Megazonでこき使われる間は、常に一人ぼっちであった。

 声をかけてくれるのはタダノ課長ぐらいなものである。

 いかにプアールであっても心がくじけそうになる時がある。

 だって、女の子だモン!

 ゾンビと言えどもアイちゃんが、側にいてくれる。

 それはプアールにとってはこの上もないぬくもりだったのかもしれない。


 アイちゃんにとっても、プアールこそが帰る家だったのかもしれない。

 カエルじゃないぞ! 帰るだぞ!

 優子たちと会った時に流した、あの涙。

 もしかしたら、アイちゃんは自分の運命を知っていたのかもしれない。

 幼いながらも母のためにと思っていたのかもしれない。

 でも、生きていいよね。

 アイちゃんだって生きていいんだよ。

 お母さんの道具じゃないんだから。

 アイちゃんは自分で決めたんだ。

 プアールの頭をかじるって。

 そう……プアールと一緒に生きていこうって……


 しかし、メガゾン配達部にアイちゃんを連れて帰ったプアールは、タダノ課長に大目玉! そりゃぁ、当然。


 でもね、アイちゃん、メガゾンの初の人間(?)正社員。

 そして、今では配達部衛生課第八班の班長さん。

 手取り12万円の超高給取り! それに対してプアールは、今だに時給350円のしがないアルバイト。

 どうしてこんなに差がついたのかしら? ソレはまた、次回のお話で。



 完




 追記

このお話は、ココで終了!

うん? 伏線回収してないじゃないかって? ハハハ! 知らん!

閲覧数、フォロー、★などの評判が芳しくなく、megazon本社から打ち切りの通知が届きました。さすがブラック企業megazon容赦ねえ!

 文句があるならmegazonに入れてください。

 ただし、モンカス認定受けること間違いなし!


 ということで完結!







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