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U.S.J. ピリオドがあるんだから(2)

「ははは。だから、あんたたちはおろかなのよ!」

 リチルは大笑いする。

「サイキョウネズミ―ランドのサイキョウは『サイキョウ』ではなく『サイキョウ』なのよ!」

 うん!? リチル先生! よく分かりませーん。

 優子とプアールは頭をひねった。

 よくよく考える。

 ネズミよりも小さな脳みそをフル回転。

 それでも、やっぱりよく分からん。

 脳みその処理限界を迎えた二人の脳は、煙をたててフリーズした。

 仕方無しにリチルは、棒きれを拾うと、目の前の地面に字を書いた。

 「だからぁ、『西京』ではなくて、こっちの『最強』なの! 分かった!」

 ――あー、なるほど。

 サイキョウはサイキョウでも強い方の最強ね。

 納得。

 と言うことは、ココは『最強ネズミ―ランド』と言う訳か。

 ――って、なんかまずくない?

 優子とリチルは顔を見合わせた。

 その二人の周りには、どこから集まったのであろうか、大きな人型のモンスターたちが集まっていた。しかも、ご丁寧にバキバキと指まで鳴らしている。こいつら、周りにいるネズミモンスターよりも一回りも二回りも大きいときてやがる。

 どうやら、観覧車の中心の輪の中にいたのは、この大きなモンスターどもであった。どうやら訓練と称して、モンスターがカゴの中を走ることで観覧車を動かしていたようだ。これなら特訓と電気代節約で一石二鳥である。リチルちゃん賢い!

 ウオータースプラッシュマウスも、ココから逃げようとしたネズミモンスターへの仕打ちだったようである。

 ココは夢の国ならぬ鬼の訓練所。まさにトラの穴いや、ネズミの穴と言った方が適当か。

 

 リチルが高らかに叫ぶ

「最強ネズミ―ランドの精鋭部隊! ウサミミソルジャー略してU.S.J.! やっておしまい!」


 優子たちを取り囲んでいた大きな人型の魔物たちが、さらに一歩前へと踏み出した。

 黒き影があらわになっていく。

 その容貌は、まさにカピバラ! ネズミ界最大の生き物である。

 しかも、その頭には、これまた大きなうさ耳のカチューシャ。

 めっちゃ強そぉー!


「ウサギと違うんかーい!」

 優子はすかさず突っ込んだ。

「だって、その方が可愛いんですもん」

 リチルが頬に手を当て腰を振る。


「アホですか! 大体! コイツラのどこがU.S.J.なんですか!」

 プアールも負けずと突っ込んだ。

 リチルがキョトンとして答える。

「えっ! ウサミミがU.で、ソルがS.、そして、ジャーがJ.でしょ、ピリオドもちゃんとあるじゃない! 分からないの?」

 やっぱりリチルもおバカさんであった。



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