20分
薄暗い部屋に
一個のスマホ
そのスマホに
憂鬱な気分で
手を伸ばす。
20分
……最悪な時間帯
起きるにしても
二度寝するにしても
半端な時間帯……
こんな時間に
目覚めた事を
枕の上で
呪いつつ……
布団の中で
後悔しつつ……
身体を起こそう
そう決めた時……
こころの奥底が……
深層心理が……
解き放たれたように……
軽くなる……
休みなのに
気づいたから……
シフトで
休みだったのを
思い出したから……
そうだ……
そうだった……
なにも気にする事はないんだ……
頭をからっぽにして
ゆっくりと
二度寝しよう……
おやすみなさい……
ぐー……