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夢魔の枕(ファンタジー、恋愛)
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夢魔の王の隣に侍るは黒豹。
ビロウドの毛並みに背を埋めて、王は寝息を立てる。
「王よ、俺は枕じゃありません」
「枕なら、褥に連れ込んでおるところさ」
夢魔だからな、と笑う主のセクハラを聞き流し、黒豹は目を閉じる。
顔を赤らめる主の分かりづらい純真に、黒豹が気付くまであと少し。
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2018/02/19(月) ジャンル:ファンタジー、恋愛
気付きそうで気付かないのが好きです。




