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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2020年に作ったもの
491/514

シュガーポット(恋愛)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


 休憩室でコーヒーを飲んでると、彼女が入ってきた。


「微糖?」

「いや、ブラック」


 無表情のまま、ちっと舌打ち。

 思わずむっとして言い返した。


「お前がブラック嫌いだからって俺に関係あるか?」

「あるでしょ」


 掠めるように、キスを奪われる。


「次は微糖にしてね」


 手を振って、未練がましい顔で出て行った。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2020/12/02(水) ジャンル:恋愛

『三題噺ったー!』https://shindanmaker.com/264399 からのお題です。

名無しのVさんは「コーヒー」「無表情」「未練がましい」を使ってなにかお話を作ってください。

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― 新着の感想 ―
[一言] 「大自然の二次創作」  生きるスパンの違う二者の重なり合いがファンタジック。  見下すのでも見上げるのでもなく、ただ、「そういうものなんだな」と寄り添って眺める具合が好みでした。 「魔法…
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