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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2020年に作ったもの
436/514

食肉加工史 現代編(ファンタジー)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


食肉用ドラゴンの餌として飼っていたオークが逃げ出した。

繁殖力の強いオークは逃げた先で子を産み育て、またたく間に増殖している。


これに伴い、野生のドラゴンも増加傾向だ。

不幸中の幸は、オークの味をおぼえたドラゴンが、人類に見向きもしなくなったことであるか。


しかし、捧げた生贄の娘が突き返されるなどという事態も発生しており、一部地域ではオークの肉を抱えて向かわせるなどの対策が講じられている。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2020/05/12(火) ジャンル:ファンタジー

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