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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2020年に作ったもの
429/514

マシマロとチョコレート(恋愛)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


君の心はいつだって、古新聞みたいながさがさした文字で覆われてる。

英字に仏語、経済面、政治面。

僕はそんな表面の言葉だって好きだけど、中身の方がもっと好きなんだ。


だけど、焦る必要なんてない。

両手にくるんでゆっくり眺めていれば、いつだって君の方から包装シールの端っこを浮かせてくれる。

爪先を差し入れ、丁寧にむいていけば、中から出てくるのはマシマロみたいな柔らかさ。


腕の中にすっぽりおさまって、呆れた声で君は呟く。

「あなたってほんと、チョコレートみたいに甘いんだから」


ほんとに君の言う通りなら、二人温め合えば、きっと溶け合えるね。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2020/04/06(月) ジャンル:恋愛

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