表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2019年下半期に作ったもの
412/514

アメジストひとつぶ(恋愛)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


ぼっちゃまが、柱の陰から手招きしている。

微笑ましい仕草に、そっと歩み寄った。


「どうしました?」

「……やる」


手の中には、きらめくような大粒のプルーン。


「お前が一番きれいだから」


こんなお年で女を口説くなんて、早熟なこと。

旦那さまの血筋だものね。


私は笑って首を振る。

いいえ、ぼっちゃま、結構です。私、そういうものには困ってませんから。

同じ大きさの宝石を渡せるようになったら、またいらしてくださいね。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/12/26(木) ジャンル:恋愛

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ