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ミミズだって(ファンタジー)
ここからまた、通常通りの作品に戻ります。
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得意なのはミミズ魔法だ、なんて、恥ずかしくて誰にも言えない。
確かに何回でも何匹でも何百匹でも召喚できる、でもミミズだし。
歌もダンスも空を飛ばせるだって、好きなように操れる、でもミミズ。
どうすりゃ良いんだって将来に悩んでた時、出会ったのは1人の農夫だった。
彼には、一人、年頃の娘がいた。
僕がミミズを操ってみせると、すごいすごいと喜んでくれる。
彼女の笑顔を見ている内に、ミミズと共に生きる未来も描けるようになった。
そろそろ職業を、魔法使いから農夫の婿にチェンジする時期かもしれない。
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2019/11/13(水) ジャンル:ファンタジー




