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ポニーテールラヴァ―(けーやさん)
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「そんなにポニーテールが良いの?」
ふくれっつらで、君が後ろ髪を持ち上げた。
おくれ毛がはらりと首元に落ちる。
それだけで僕は意識せず微笑んでしまったみたいで、途端に君は目を怒らせ、くるりと背を向けた。
目の前に、無防備にさらされたうなじを見ながら、僕はそっと息を吐く。
誰のポニーテールだって好きな訳じゃないよ、本当は。
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2019/10/01(火)
人となりは存じ上げませんが、プロフィールにポニーテールがお好きと書かれていたので、こんなお話にさせていただきました。




