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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
#ふぁぼくれた方を主人公にして140字小説を書く
385/514

それでも手を差し伸べる(八雲 辰毘古さん)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


「……先輩、何で助けてくれるんですか?」


自称後輩の視線を背中に感じる。

ゴブリンの刃を間一髪で受け止めた私は後ろも見ずに答えた。


「ああ、全く。何でだろうなぁ。分かるならむしろお前が教えてくれ」


言い置いて剣を払う。

肉を断つ重み。次の標的へと剣の先を向ける。

我儘で、お調子者で、私の指示など一つも聞かない鬱陶しさ。

だが、それでも私の後をついてきた者だ。


微かに笑う声が聞こえたような気がする。

悪魔め、と心中で毒づいて、無視した。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/08/01(木)

八雲さんを見ていると、どうしても「お兄ちゃん」みを感じます。

お兄ちゃんって良いですね、無限の包容力。大人の余裕。何もかも許せる人は、何もかもを受け入れる。

純粋過ぎて翻弄される、そんな魅力を持つ物語の主人公です。

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